【徹底解説】テーラーメイドが日本市場向けに開発!「SIMグローレ シリーズ」

スポナビGolf

【スポナビGolf】

テクノロジー満載で、多くのツアープロも注目するテーラーメイド「SIM シリーズ」。今回は日本市場向けに開発されたSIMグローレシリーズについて、ゴルフライターの鶴原弘高さんに解説していただきました。

SIMグローレ ドライバーの特徴

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SIMシリーズ最大の特徴はスピードインジェクション。ヘッド内部に樹脂を入れルール上限いっぱいの高反発を可能にしたテクノロジーで、SIMグローレにも採用されています。フェース側からではなくてトゥ側のポートから樹脂が入っています。

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それによって、フェース面はネジもなくきれいな状態になっています。今までネジが気になっていた方は安心して使えるでしょう。

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SIMシリーズにない特徴は球のつかまえやすさです。グローレは日本市場向けのモデルとして、ドローバイアス設計を採用しています。

ヒール側のウエイトでスイング中にヘッドをターンさせやすくすることで、スライサーはまっすぐ打ちやすくなります。まっすぐ打つと球がドローになりやすい特徴があります。

実際に打ってみると、今までのグローレの特徴を受け継いでいて、球はつかまえやすいです。構えたときには、ちょっとアップライト感があって球がつかまえやすそうな安心感もあります。

海外ブランドのクラブで球をつかまえづらいと思っている方も、このSIMグローレであれば、まっすぐ打ちやすい、ドローを打ちやすいというメリットがあるでしょう。

SIMグローレ フェアウェイウッドの特徴

SIMグローレのドライバーからの流れで使いやすく設計されたモデルです。

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40グラムのバックウェイトを搭載。スイング中にヘッドを返しやすくドローを打ちやすい設計になっています。

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ウェイトを40グラムにして、重心角をドライバーと同じ設計にすることで、ドライバーと同じ弾道が打てるフェアウェイウッドになっています。

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フェースは弾きの良いC300マレージング鋼を採用。他メーカーでも飛ばせるフェアウェイウッドにはよく使われている素材で、フェースの反発も良く球をつかまえやすく飛ばせるモデルになっています。

SIMグローレ レスキューの特徴

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SIMシリーズになってから、カーボンの面積が増え、余剰重量が増えています。

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SIMグローレレスキューの場合は、クラウン側やトゥ側を軽くした余剰重量を必要なところにウェイトをたくさん載せることで、ヘッドを返しやすくしています。球をつかまえやすく、ドローを打ちやすくなっているのが一番の特徴です。

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打ってみると球が上がりやすく、スピードポケットのおかげで打点のミスに強い。昔からテーラーメイドはユーティリティーを作るのが上手なメーカーなのですが、歴代の良さが新しいSIMグローレにもキッチリと備わっている印象を持ちました。

SIMグローレ アイアンの特徴

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7番のロフトが27度と立っている、飛び系アイアンに仕上がっています。

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SIMシリーズのアイアンのテクノロジーも搭載されています。ヒール側とトゥ側に設置されたスピードブリッジHTは、ヘッドの強度を高め、無駄な振動を抑えて打感を良くしつつフェースの反発を上げています。

SIMアイアンとの違いは一番は重心の低さ。タングステンをたくさん入れて重心を低くすることで、球が上がりやすくなるというメリットがあります。

27度と立ったロフトでも球が上がりやすく、初速も速く飛ばせる仕上がりのアイアンです。

打ってみるとよく飛ぶしそれ以上に曲がらない。SIMアイアン同様、直進性が際立っているのが強く印象に残っています。
撮影協力:
PGMゴルフアカデミー銀座
http://www.pacificgolf.co.jp/indoor/
※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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