青学大の失速は年間スケジュールも影響? 早大OB八木勇樹氏が箱根駅伝往路を総括

構成:スポーツナビ
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往路12位と大きく出遅れた青山学院大(写真は5区・竹石)。いったい何が原因だったのか? 【写真:アフロ】

 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の往路が2日、東京・読売新聞社前から箱根・芦ノ湖までの全5区間、107.5キロのコースで行われ、創価大が5時間28分08秒で初の往路優勝を果たした。2位は東洋大で5時間30分22秒、3位には駒澤大が5時間30分29秒で入った。前回総合優勝の青山学院大は12位に終わり、トップから7分35秒差と大幅な遅れとなってしまった。

 今回の往路に関して、早稲田大時代に大学駅伝三冠の偉業を達成し、卒業後は実業団に加入、プロランナーを経て、現在は「RDC RUN CLUB」の代表を務める八木勇樹氏にレース総括と、復路の展望を聞いた。

箱根駅伝に向けた準備を積み重ねた創価大

創価大初の往路優勝について、八木氏が「一番のキーポイントになった」と語った3区・葛西(右)の力走 【写真は共同】

――今回は、創価大が初の往路優勝を飾る結果になりました。往路のレースを見て、全体の印象は?

 今回は、新型コロナウイルスの影響もあり、本番に向けての年間スケジュールが変則的な年でした。そのため、箱根に向けたスケジュールで、うまく合わせられたチームと合わなかったチームの差が出たと思います。

――スケジュールの影響というのは、どんな点に見られましたか?

 
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