体に優しいお肉の代わり!テンペって?

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 テンペとは、400〜500年前から食べられているというインドネシアの発酵食品。大豆を水に浸けてゆでてから、テンペ菌をまいてつくられます。日本の納豆より臭みが少なく、糸も引かないため、納豆嫌いの人でも食べやすいといわれ、味は淡白で色々な料理に活用されています。

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●主な栄養成分

・タンパク質
筋肉、皮膚、毛髪などの組織を構成。酵素やホルモンの材料として体内の代謝を調節するほか、体を動かすエネルギー源になるとみられています。

・カリウム
ナトリウムとバランスをとりながら、細胞の活性維持などを行っています。また、筋肉、心筋の収縮や神経伝達を正常に保つためにも必要不可欠といわています。

・ビタミンB2
脂質を代謝してエネルギーに変える補酵素として働きます。目、皮膚、口の中の粘膜を正常に保つ働きもあるとされます。

・食物繊維
血糖値の急な上昇やコレステロールの吸収を抑える働きがあります。ナトリウムの排出を促し、高血圧を予防するといわています。さらに、腸のぜん動運動を刺激するなどして腸内環境を改善するとみられています。

●体への働き

・骨粗鬆症の予防
・胃腸を整える
・肌荒れの改善
・アンチエイジング

発酵食品は、血液がサラサラになることは周知の通り、免疫力も高まり整腸作用や血圧降下、疲労回復の効果が期待されています。

●食べ方のコツ

納豆と違い、チーズのように切って使うことができます。下味を付け、焼いて丼の具にしたり、から揚げにしたり、肉の代わりに使われます。スパイシーな味付けが勧められています。角切りにしてサラダのトッピングにも活用されます。

【簡単なレシピ】

材料(2人分)
・テンペ 200g
・サラダ油 大さじ1
(調味料)
・料理酒 大さじ2
・みりん 大さじ2
・醤油 大さじ2
・すりおろしニンニク 小さじ1
・すりおろし生姜 小さじ1

手順
1.テンペは一口大に切ります。
2.中火で熱したフライパンに、サラダ油をひき、1を炒めます。
3.テンペに焼き色が付いてきたら、調味料を入れ、全体に味がなじみ、照りが出るまで中火で3分ほど炒め、火から下ろします。

●保存方法

冷蔵または冷凍保存のもの、常温で長期保存できるレトルトなど、様々なタイプの商品が出されています。

健康食であり、料理の主役にもなるテンペ。

日頃のおかずに欠かせないアイテム間違いなしです。トライして使ってみましょう!

(参考文献)
小穴康二『すべてがわかる!「豆類」事典』,凸版印刷株式会社,2013年10月5日
瀬口正晴 八田一(編者)『食品学各論 第3版』,化学同人株式会社,2018年3月1日
https://www.kurashiru.com/recipes/d79daa44-54b9-41a7-b6c9-52bac9705441

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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