フリートウッドのパッティング時の右手の抑え方 ゴルフレッスン〜トッププロの技から学ぶ〜
【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】
イングランド出身のトミー・フリードウッドはヨーロッパを中心に活躍している選手で、2017年には欧州ツアー年間王者に輝き、2018年にはライダーカップメンバーにも選出されました。
ショットからパットまですべてにおいて平均以上の技術を持つトミー・フリートウッドですが、今回はパッティングから右手の使い過ぎを抑えるグリップを学びましょう。
ショットからパットまですべてにおいて平均以上の技術を持つトミー・フリートウッドですが、今回はパッティングから右手の使い過ぎを抑えるグリップを学びましょう。
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右手を添えるだけのクローグリップ
近年、PGAツアーではクロスハンドやクローグリップなど、いわゆる「変則」と呼ばれるグリップを採用している選手をよく見かけます。フリートウッドも左手は普通に握り、右手は指先だけでつかむクローグリップを採用しています。「クロー」とは「かぎ爪」の意味で、タカやワシが「かぎ爪」で獲物をつかんでいる形に右手が似ていることから、クローグリップと呼ばれるようになりました。ジャスティン・ローズやセルヒオ・ガルシアなど、PGAツアーでもこのグリップを採用するプレーヤーが増えていて、最近はクロー専用のパターグリップも登場しました。
右利きの人は、右手を使ってクラブをコントロールしてしまう傾向があるため、引っかけたり、強くプッシュしたりする原因になります。そのため、右手をうまく使えないようにして、右手の使い過ぎを抑えるのがこのグリップの狙いです。
右利きの人は、右手を使ってクラブをコントロールしてしまう傾向があるため、引っかけたり、強くプッシュしたりする原因になります。そのため、右手をうまく使えないようにして、右手の使い過ぎを抑えるのがこのグリップの狙いです。
腕と体を連携させてストロークする
変則のクローグリップに抵抗感を持っている人は多いかもしれません。今回は、実際のプレーでクローグリップを採用することを推奨するのではなく、このグリップによって左右の手のバランスを整えることが目的です。
普段どれくらい右手に頼ってストロークしているかを実感するために、右手だけでクローグリップをしてパッティングストロークをしてみてください。右手だけのクローグリップだと、パターの軌道が不安定になり、ストロークをすることが難しいのではないでしょうか。手先だけではパターをコントロールできないグリップのため、右手を使い過ぎている人はうまくボールを打つことができません。体を使ってストロークができていれば、片手のクローグリップでも問題なくボールを転がすことが可能です。この簡単なテストで、いかに普段利き手を使ってストロークしているのかがわかります。
両手でクローグリップをしたとき、主体的にパターを動かすのは体と左腕になります。そのため、クローグリップを採用しているPGAツアー選手の多くは、左手一本で練習しています。クラブを持った左腕と体を連動させて、胸や背中に支点としたストロークをしてください。
ノーマルグリップでパッティングをするときは、右手と左手を使う意識は2:8くらいにするとちょうどいいでしょう。実際にコースでパッティングするときは、左右5:5くらいのバランスになると思います。
腕と体を連動させて、右手の使い過ぎを抑えたストロークすることで、右手を主体的に使っていた時のようなプッシュやヒッカケは少なくなるでしょう。パッティングが不安定な方は、まずは練習でクローグリップを試してみてください。
(監修:吉田洋一郎/ゴルフスイングコンサルタント)
■吉田洋一郎プロフィール
シングルプレーヤーを目標達成に導くゴルフスイングコンサルタント。世界で最も有名なゴルフインストラクター、デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回ゴルフ先進国アメリカやヨーロッパに渡り、PGAツアー選手を指導する一流インストラクターに直接学ぶなど、心技体のゴルフ最新理論に関する情報収集と研究活動を行っている。実際に教えを受けた著名ゴルフインストラクターの数は100名を超える。監修した書籍「ゴルフのきほん」は30,000部のロングセラー。ゴルフ雑誌、スポーツ新聞にて連載を3つ持ち、世界のゴルフティーチングに関する情報発信を行っている。公式サイト:http://hiroichiro.com/
普段どれくらい右手に頼ってストロークしているかを実感するために、右手だけでクローグリップをしてパッティングストロークをしてみてください。右手だけのクローグリップだと、パターの軌道が不安定になり、ストロークをすることが難しいのではないでしょうか。手先だけではパターをコントロールできないグリップのため、右手を使い過ぎている人はうまくボールを打つことができません。体を使ってストロークができていれば、片手のクローグリップでも問題なくボールを転がすことが可能です。この簡単なテストで、いかに普段利き手を使ってストロークしているのかがわかります。
両手でクローグリップをしたとき、主体的にパターを動かすのは体と左腕になります。そのため、クローグリップを採用しているPGAツアー選手の多くは、左手一本で練習しています。クラブを持った左腕と体を連動させて、胸や背中に支点としたストロークをしてください。
ノーマルグリップでパッティングをするときは、右手と左手を使う意識は2:8くらいにするとちょうどいいでしょう。実際にコースでパッティングするときは、左右5:5くらいのバランスになると思います。
腕と体を連動させて、右手の使い過ぎを抑えたストロークすることで、右手を主体的に使っていた時のようなプッシュやヒッカケは少なくなるでしょう。パッティングが不安定な方は、まずは練習でクローグリップを試してみてください。
(監修:吉田洋一郎/ゴルフスイングコンサルタント)
■吉田洋一郎プロフィール
シングルプレーヤーを目標達成に導くゴルフスイングコンサルタント。世界で最も有名なゴルフインストラクター、デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回ゴルフ先進国アメリカやヨーロッパに渡り、PGAツアー選手を指導する一流インストラクターに直接学ぶなど、心技体のゴルフ最新理論に関する情報収集と研究活動を行っている。実際に教えを受けた著名ゴルフインストラクターの数は100名を超える。監修した書籍「ゴルフのきほん」は30,000部のロングセラー。ゴルフ雑誌、スポーツ新聞にて連載を3つ持ち、世界のゴルフティーチングに関する情報発信を行っている。公式サイト:http://hiroichiro.com/
【クラブセッティング】トミー・フリードウッドの使用パターを紹介
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