K・ブラッドリーの低く長いインパクトゾーン ゴルフレッスン〜トッププロの技から学ぶ〜

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【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】

 キーガン・ブラッドリーは、2011年の全米プロゴルフ選手権で史上3人目のメジャー初出場・初優勝を果たし、一気にトッププロとなりました。その後、パッティングのアンカリング規制の影響を受けて成績が低迷していましたが、2018年9月に開催されたBMW選手権で復活勝利を遂げました。

 今回は、キーガン・ブラッドリーのスイングから、前傾角度を維持したフォロースルーを学びましょう。

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前傾角度のキープが長いインパクトゾーンを実現する

 個性派が揃うPGAツアーでも、ブラッドリーのプレースタイルは異色といえる存在です。集中力を高めるための独特のルーティンや、アームロック式のパッティングだけではなく、ショットもアドレスでできた深い前傾角度を保ってスイングします。ブラッドリーのようにスイング中に前傾角度をキープすることによって、パッティングストロークのような肩の縦回転が行いやすくなるため、フォロースルーで目標方向に手がまっすぐ出ていきます。この動きによってインパクトゾーンが低く長くなり、フェースローテションも最小限になるため方向性が向上します。

 アマチュアの中にはインパクトからフォローにかけて、腕を内側に振ってしまう人が多くいます。腕を振って手元をインサイドに引き込むだけではなく、体の回転も垂直の軸を中心とした横回転になる傾向があるため、クラブの軌道はアウトサイドインになり、スライスやプルフックの原因になります。

肩の縦回転をイメージ

 ブラッドリーのように低く長いインパクトゾーンを作るポイントは肩の縦回転です。スイング中に前傾角度をキープするだけではなく、右肩を下げるようにして上半身を回転させる動きを行います。この動きを体感するために、まずはシャドースイングから始めてみましょう。胸の前でクラブを地面と平行に持ってからアドレスをし、シャフトを垂直に立てるようにイメージして回転してみましょう。

 この肩の縦回転をスムーズに行うために、左の腰やヒザの緊張感を緩める必要があります。腰やヒザの角度を無理にキープしようとせず、肩が回りやすいように逃がしながら動かしましょう。ボールの方向性が一定しないと悩んでいる人は、ぜひ前傾角度を維持したフォロースルーの習得にトライしてみてください。

(監修:吉田洋一郎/ゴルフスイングコンサルタント)

■吉田洋一郎プロフィール
シングルプレーヤーを目標達成に導くゴルフスイングコンサルタント。世界で最も有名なゴルフインストラクター、デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回ゴルフ先進国アメリカやヨーロッパに渡り、PGAツアー選手を指導する一流インストラクターに直接学ぶなど、心技体のゴルフ最新理論に関する情報収集と研究活動を行っている。実際に教えを受けた著名ゴルフインストラクターの数は100名を超える。監修した書籍「ゴルフのきほん」は30,000部のロングセラー。ゴルフ雑誌、スポーツ新聞にて連載を3つ持ち、世界のゴルフティーチングに関する情報発信を行っている。公式サイト:http://hiroichiro.com/

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習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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