全国高校サッカー選手権

「攻撃」の静岡学園と「堅守」の矢板中央
最強の矛盾対決を制して決勝に進むのは?

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静岡学園(静岡)vs.矢板中央(栃木)のポイントを3つの視点から解説
静岡学園(静岡)vs.矢板中央(栃木)のポイントを3つの視点から解説【写真:松尾/アフロスポーツ】

 ついにベスト4が出そろった第98回全国高校サッカー選手権。1月11日に埼玉スタジアムで行われる準決勝第2試合、静岡学園(静岡)vs.矢板中央(栃木)の試合におけるポイントを3つの視点から解説する。

長江と矢野を中心とした堅守vs.静学の多彩な攻撃

 矢板中央のストロングポイントと言えば、1年生GKの藤井陽登、昨年からのレギュラーの長江皓亮と矢野息吹のセンターバック(CB)コンビ、?見拳士朗と在間太一のダブルボランチを軸にした堅守にある。「4-4-2」の3ラインでしっかりとブロックを作り、全員がハードワークを繰り返しながらボールを奪い取って、素早く攻めるスタイルで快進撃を続けている。


 一方で静岡学園の武器は攻撃にある。鹿島アントラーズ入団内定のMF松村優太を右サイドに置き、彼の2、3枚をかわしていくドリブルで数的優位を作り出し、左サイドハーフの小山尚紀、井堀二昭と浅倉廉の2シャドーと1トップの岩本悠輝がギャップのポジションに入って、ボールを引き出してゴールを射抜く。

安藤隆人
安藤隆人

大学卒業後、5年半勤めた銀行を退職して単身上京し、フリーサッカージャーナリストに転身した異色の経歴を持つ。ユース年代に情熱を注ぎ、日本全国、世界各国を旅し、ユース年代の発展に注力する。2012年1月にこれまでのサッカージャーナリスト人生の一つの集大成と言える、『走り続ける才能たち 彼らと僕のサッカー人生』(実業之日本社)を出版。筆者自身のサッカー人生からスタートし、銀行員時代に夢と現実のはざまに苦しみながらも、そこで出会った高校1年生の本田圭佑、岡崎慎司、香川真司ら才能たちの取材、会話を通じて夢を現実に変えていく過程を書き上げた。13年12月には実話を集めた『高校サッカー 心揺さぶる11の物語』(カンゼン)を発刊。ほかにも『高校サッカー聖地物語 僕らが熱くなれる場所』(講談社)、があり、雑誌では『Number』、サッカー専門誌などに寄稿。昨年まで1年間、週刊少年ジャンプで『蹴ジャン!SHOOT JUMP!』を連載した。