素材で選ぶクッカー。チタン・ステンレス・アルミ製を比較。

アウトドアハッカー

【写真AC】

キャンプや登山で使うクッカー(コッヘル)などの調理器具の素材は、主にチタン、ステンレス、アルミ製の3種類です。
今回はそれぞれいったい何が違うのか、素材ごとの特徴についてまとめてみたいと思います。

素材ごとのメリット・デメリット

まずそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

チタン製
メリット
・薄くてとても軽いので、持ち運びしやすい。
・錆びにくい。
・硬いのでへこみにくい。
・熱の伝導率が低いので、取っ手が熱くなりにくく火傷しにくい。
・金属臭が少ないので、食べ物にも匂いが移る心配がない。

デメリット
・熱伝導率が低いので、火にかけると火があたっている部分に熱が集中してしまい、その結果火が当たっている場所が焦げやすい。
・他の素材に比べると、値段が高い。

アルミ製
メリット
・焦げにくく熱伝導率が高いので、調理しやすい。
・内側に特殊なコーティングがしてあるものが多いので、調理中でも食材が焦げつきにくい。

デメリット
・変形したり、へこみやすい。
・耐久性が低いので、錆びやすい。
・チタンと比べると、重いので持ち運びの際に重さが気になる人にはおすすめできない。

ステンレス製
メリット
・錆びにくく、傷つきにくい。
・調理が終わっても、冷めにくい。

デメリット
・チタンやアルミと比べると重いので、重さを重視する場合は不向き。
・熱伝導率が低いので、火があたる部分は焦げやすい。

各素材の機能面をまとめると、こんな感じです。

【写真提供:アウトドアハッカー】

・重さを重視する場合であれば、重さの軽いチタン製クッカー。
・ソロキャンプなどで、少人数で使用するのであれば熱伝導率が高いアルミ製クッカー。
・大人数でキャンプなどの場合であれば、ステンレス製クッカー。

素材によってメリット、デメリットがありますので、使う状況によって素材を変えましょう。重さを重視する場合やキャンプの場合など、シーン別にそれぞれのメリットを活かしてクッカーを使用するととても便利ですよ。
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