藤田菜七子が達成した首位騎手の快挙 秋の新潟開催をデータで振り返る

JRA-VANデータラボ

藤田菜七子騎手のコース別成績(2019年3回新潟)

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 続いて藤田菜七子騎手のコース別成績(表3参照)を見ておくことにする。3回新潟開催ではダート1200mとダート1800mでそれぞれ3勝をマークした。一気に逃げて押し切れることもある短距離だけでなく、道中で息が入り、コーナーを4回通過する1800mでもしっかりと好成績を残したのは立派だ。

 芝も1勝ずつながら、1200m、外回りの1800mおよび2000mで勝利した。意外だったのは芝1000mの成績。一直線の新潟芝1000mはよく勝っているイメージだったが、【0.0.0.5】だった。この開催はたまたま、結果が出なかったのだろう。

2019年3回新潟開催・特別戦の騎手別成績

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 最後に3回新潟開催の特別戦の騎手成績(表4参照)を調べた。藤田菜七子騎手は、特別戦はわずか1勝にとどまった。では、特別戦は誰がたくさん勝っているのかという疑問が湧く。全部で18鞍あったが、複数勝利したのはわずか2人。あとは、さまざまな騎手が1勝ずつを挙げていた。藤田菜七子騎手が特別少ないわけではなかった。注目したいのは2位の蛯名正義騎手。10月26日の柏崎特別を5番人気のメイショウグロッケで勝利。翌日の寺泊特別を4番人気のノーブルアースで制した。トップジョッキーがG1の裏開催に参戦するケースは、やはり「勝算あり」と読むべきだろう。勝浦正樹騎手や柴田善臣騎手、田中勝春騎手も1番人気ではない馬で勝利していた。賞金が高く、減量制度も利かない特別戦では、ベテランジョッキーの技術・経験が頼りになる

文:小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。

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