キンカメを継ぐ万能タイプ!? ルーラーシップ産駒の馬券傾向を分析
ルーラーシップ産駒の競馬場別成績(芝)
表3 ※2019/9/29開催終了時成績 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
東京と中山では、かなりコース形態は違う。それでも成績はあまり変わらないというのが面白い。一方、中京と新潟では結構違う。同じ左回りのローカルでも、直線の坂の有無や芝状態(新潟は1年を通して野芝)に違いがあることは確かだ。
京都と阪神の比較でも差が目立つ。京都の方が全般的に好成績だ。平坦の方がいいのかもしれないが、中山の成績は悪くない。平坦巧者とも坂が苦手とも言いにくい。
ルーラーシップ産駒の芝成績(連対率)優秀コース(10走以上)
表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
サンプル数は少ないが新潟芝1000mにも注目したい。連対率は40.0%で、最も優秀。中長距離だけでなく直線短距離という特殊なコースでも好成績というのは面白いデータだ。
ルーラーシップ産駒の芝成績(連対率)不振コース(10走以上)
表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
文:小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。