暮れの2歳G1へ注目の一戦! サウジアラビアRCの狙いどころは?

JRA-VANデータラボ

サウジアラビアRC近4年の間隔別成績

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表4は前走からの間隔別成績。ここでもハッキリとした傾向が出ており、前走から中3週以内だった馬は【0.0.0.20】と3着以内馬が出ていない。中3週以内というと前走で秋の中山・阪神開催を使われていた馬で、それらの馬は苦戦傾向となっている。

 3着以内馬12頭はすべて前走から中4週以上開いていた。特に中9週以上の馬からは近3年の勝ち馬が出ており、連対率40%・複勝率60%と非常に優秀だ。中4週以上と前走との間隔がある馬、特に中9週以上と成長を促した馬が好走しやすい傾向にあるようだ。

サウジアラビアRC近4年の前走コース別成績

表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 最後に表5は前走コース別成績。黄色で強調したように前走が今回と同じ東京芝1600mだった馬は16年ブレスジャーニー、昨年のグランアレグリアと2戦2勝。同コースでの経験が非常に大きいのだろう。それに対して、同じマイル戦でも前走中山・阪神だった馬は1頭も3着以内に入っていない。これは表4でも示されているが、間隔が短いことに加えて、右回りから左回りに替わることも一因ではないかと考えられる。実際に前走右回りだった馬は【2.1.0.26】で連対率・複勝率10.3%なのに対して、前走も左回りだった馬は【2.3.4.9】で連対率27.8%・複勝率50.0%と圧倒している

 今回と同じ前走東京芝1600mで勝利している馬には、まず注目。そして前走右回りだった馬よりも前走左回りの中京・新潟を使われてきた馬を重視して馬券を組み立てていきたい。

文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。

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