元メタボのランナーズハイ|ランナーならだれもが体感したことがあるはず……。

【みんアス】

(編集部注※2018年7月28日に公開された記事です。)
 季節は夏。

 この時期、昼間はもちろん夜も暑くてなかなか走れないですよね。朝早起きして「早朝ラン」をする人も多いはず。

 私はどちらかというと朝ランは苦手で、どうしてもこの時期は帰宅ランで「汗だくだく」になりながら走ることが多いのですが、それでも休みの日のロング走は朝5時前から走り出したりします。

 そんな時、夏の場合すでに日は登り始めているにも関わらず、走り出しに意外といい風が吹いていて涼しかったり(もちろん夏なので昼間に比べればという意味ですが)しませんか?


 道路を走る車もあまりいない。
 通行人もそれほどいない。
 見かけるのはランナーか犬の散歩の人くらい。


 そんな中を黙々と走るのは結構好きです。

 そして夏だと7時前あたりでしょうか、空気が突然変化する瞬間を感じたことはありませんか?

「むっ」とした湿気と生ぬるいを通り越えた温風に近い風。気温が急に変化したような瞬間です。

 おそらく理屈的には太陽が昇り、地熱を蓄えた路面温度等が外気温を上昇させていく結果なんだと思います。

 この時間帯がなんとも気持ち悪いというか、
「あぁ、きた!」って私は思うんです。
 
 逆に冬の場合、
 大抵、朝ランは日が昇る前のスタート。

 当然寒いんですが、街は夏以上にシンと静まって吐く息だけが白くて気持ちいい。

 そんな状態から日が昇った直後に一度、急に気温がぐっと下がる瞬間を感じます。難しいことはわかりませんが恐らく「放射冷却」ってやつですね。

 その後、少しずつ気温が太陽の熱で温まってきて、ほんの少し暖かく感じる瞬間があります。

 この瞬間が私は大好きです。

 この「夜と朝の境目」、ちょっとオカルトチックな話をすると事故が起こりやすい瞬間でもあるらしいです。

 根拠はわかりませんが……。

 夏でも冬でも、この「夜と朝の境目」を感じられるのもランナーならではかもしれませんね。


※本記事は「みんアス〜みんながアスリート」で公開された『元メタボのランナーズハイ』を再投稿したものです。
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