武井壮が感動!「何物にも代え難い快感」 パラ馬術で感じる“同調”の心地よさ
パラ馬術に挑戦した武井さん 【写真:吉田直人】
良い演技をする上で必要不可欠なのが、馬との信頼関係を築くことだ。馬術では馬の動きを人がコントロールするのではなく、馬が自然に動いているように見せることが良いとされる。そのためにも、同じ時間を過ごしてコミュニケーションを交わすことで性格や能力を理解し、気持ちを合わせた演技ができるように一体感を高めなければいけない。
スポーツナビは、十種競技の元日本チャンピオンでタレントの武井壮さんがパラ馬術に挑戦するNHKの取材現場に同行。競技を体験した武井さんに、その魅力や奥深さを聞いた。
「難しい」と感じるか、シンプルに捉えるか
「正しい姿勢で、馬に正しい指示を伝えることが大切」と武井さんは語る 【写真:吉田直人】
これは、片手で手綱を持ってバランスを取ることを「難しい」と感じるのか、それともできることが少なくなった分、使う技術が少なくなったとシンプルに受け取るか、という考え方の違いだと思います。僕は運動的な観点から見ると、やはりシンプルな方がスポーツは入りやすいと思っているので、逆にパラ馬術の片手での騎乗が上達するためにプラスに働いたと感じます。
難しいですし、馬に乗る機会もなかなか日常にあるものではないですが、ぜひ「難しいよな」というネガティブな印象でやるより、「難しさの中にそれを超えた時の楽しみがあるよ」というのを感じてほしいと思います!
適切な姿勢を取ることの大切さ
パラ選手たちの巧みな技術に、武井さん(写真中央)も「参考になりました!」と感心しきりだった 【スポーツナビ】
特に石井(直美)さんは速歩(はやあし)になっても本当に体の上下動が少なくて、馬にぴったりくっつくようなポジションで馬上にいるので、馬がスムーズに指示を受け入れているのがよく分かり、参考になりました!
馬とのスキンシップは心のリハビリにも
馬とのボディコンタクトも、意思を合わせるために大切な要素だ 【写真:吉田直人】
僕らよりも1度くらい高い馬の体温や血の流れ、筋肉の動きなどをじかにスキンシップで感じることができる。人とのコミュニケーションは言葉とか仕草で行うと思いますが、馬とはボディコンタクトが主な手段。普段と違う方法で意思を伝えなければいけない難しさはありますが、馬と気持ちが同調して、思い通りの動きをしてもらえた時は、何物にも代えがたい快感がありました! 是非みなさんも一度馬と触れ合って心を通わせてみてはいかがでしょうか!
武井壮プロフィール
陸上・十種競技の元日本チャンピオン。スポーツ番組やバラエティなど、テレビやラジオを中心に活躍しつつ、世界マスターズ陸上の4×100mリレー(M40クラス、M45クラス)の金メダリストであり、日本記録保持者。今でもさまざまなスポーツにチャレンジし続けている。現在はプロテストを目指してビリヤードにも挑戦中。
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「百獣の王」武井壮さんがパラスポーツを体験、トップアスリートとの真剣勝負に挑みます。今回は「パラ馬術」に挑戦!戦いの結果は…。どうぞお楽しみに!
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