既存のタイトファンだけでなく、幅広いユーザーに納得できる飛距離を提供するTSシリーズ。評判は高まる一方だが、果たして真相はどうなのか！？ 2モデルあるドライバーの中から、今回は高く安定した飛びを実現する「TS2 ドライバー」を、ヘッドスピード（以下HS）の異なる有識者3人が試打し、評価した。

(1)HS40m/s未満の女子プロ 西川みさと　(2)HS40m/s台のクラブフィッター 筒康博　(3)HS50m/s以上のYou Tuber 万振りマン

以上3人の試打から、話題沸騰中のYouTuber“万振りマン”編をピックアップする。

評価軸はオール「4.5」。すべての項目で高評価な総合点の高いモデルです。つかまり具合や適度なスピン量、すべてにおいてバランスが良く感じられました。

特に打感は硬すぎずやわらかすぎず、ほど良くボールをフェースにのせていける感触がありました。自分で操作しなくても、勝手にヘッドがボールをグッと押し込んでくれる印象でした。

シャフトは純正2本とも打ってみたのですが、「スピーダー」のほうはまったく曲がる気がしません。直進性が高く、安心して振っていけました。弾道はとにかく真っすぐ。インパクトの瞬間から「あーこれは曲がらないなー」と感じてしまうほど安心感を持てるモデルです（笑）。

「クロカゲ」のほうは、しなり量が少し大きい気がして、つかまったりつかまらなかったりの差があるのかなと思いました。スイングが一定していないと、やや難しい印象です。しっかりつかまえることさえできれば、理想的なドローボールが打てます。

■万振りマン（32）
登録者1万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年より数多くの試打動画をYouTubeにアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。身長173cm。