2戦目Vサトノダイヤモンド弟の★評価は クイーンズリング妹も鞍上ミルコで完勝!
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
兄に続いてGIタイトルを サトノジェネシス
2戦目も断然人気に推されたサトノジェネシス(右)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
サトノジェネシス 牡 馬体重:478kg(-2)
★★★★★★ 6点
騎手:ムーア 厩舎:(美) 堀
生産:ノーザンファーム
馬主:サトミホースカンパニー
父:ディープインパクト
母:マルペンサ(Orpen)
ゲート内で待たされた影響か、立ち上がってしまい出遅れ。それでも中団まで挽回して、道中の走りはスムーズだった。直線に向くと自然と前が開いてあとは交わすだけ。レースのラスト3Fが11秒5−11秒5−11秒4。スパッと切れる印象はあまりないが、一枚上の素質は十分に示したと言えるレースぶり。
馬体診断
デビュー戦のときと同様に少しテンションが高く、気性面の成長は今後の課題のひとつ。マイナス2キロとほぼ変わらない馬体重だが、体は若干引き締まったか。全兄サトノダイヤモンドと比べるとひと回り小さく見えるが、前後の幅があって繋の長さや柔軟性も十分。距離延長で良さが出そうなタイプで、目標とするなら菊花賞の兄弟制覇だろうか。
血統診断
母はアルゼンチンでGIを3勝。主に2000m前後で活躍し、GI・2着も5回。一族はアルゼンチンの名門で、母の父Orpenは2歳時にフランスのモルニ賞(GI・芝1200m)を勝ち、翌年の愛2000ギニー(GI・芝1600m)で3着。全兄サトノダイヤモンドがダービー2着、菊花賞&有馬記念を制覇しており、どちらかというと長距離寄りのタイプ。
馬券の狙い目→全兄よりも現時点の完成度は低いが、長距離馬としての素質あり。気性面の成長は鍵になるが、菊花賞戦線で面白い存在になるかも。