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競馬専門紙「優馬」

短距離界のヒロイン候補? フィルムフェスト

1200mの新馬戦で鋭いキレ味を見せたフィルムフェスト(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

9/30(日) 中山4R 2歳新馬 芝1200m外
フィルムフェスト 牝 馬体重:436kg
★★★★★ 5点
騎手:ルメール 厩舎:(美) 尾関
生産:社台コーポレーション白老ファーム
馬主:キャロットファーム
父:スクリーンヒーロー
母:ユールフェスト(More Than Ready)

 五分のスタートから、道中は手応え良く好位馬群の中で脚をためる展開に。直線入口で進路を外に見出すと、そこからのキレ味は1頭だけ別物。一瞬で前を交わし去ると、後続に2馬身半差をつけてデビュー戦を勝利で飾った。決して速い流れではなかったが、ラスト1Fを11秒5でまとめ、クラスが上がっても通用するポテンシャルは示したと言えよう。

馬体診断
 入厩後にそれほど乗り込んだという訳ではないがスッキリした仕上がり。この辺りは小柄な牝馬で仕上がり早のタイプなのだろう。とはいえもう一回り成長が欲しいのは確か。体型的にはマイル位までなら対応できそうだが、成長して体力がつけばか。繋が長く立ち気味に映るので、パンパンの良馬場よりも少しクッションの利いた馬場が理想。

血統診断
 オーストラリア産の母は函館の芝1200mで2勝をマーク。母父More Than Readyはアルゼンチンの大種牡馬サザンヘイローの代表産駒で、自身はダート1400mの米GIを勝ち、産駒にはロイエイチ(BCスプリント)などがいる。短距離指向の強い母系と言えるが、父はジャパンCの勝ち馬。距離適性の幅は決して狭くはないはず。

馬券の狙い目→馬群OKで瞬発力もある。距離はマイル以下、現状は1200m〜1400m向きだが、コースは問わないタイプ。母が得意にした洋芝替わりも面白い。

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