ドバイWCデー今年も日本馬に勝算あり!? 「世界の合田」が見どころを紹介!
ドバイゴールデンシャヒーンは米国勢が圧倒的
ロイエイチだけではない。他にも昨年の勝ち馬マインドユアビスケッツや、一昨年に僅差で2着に入っているエックスワイジェットなど、この路線のトップクラスの力を持ち、すでにこのレースでも実績のある馬の名前もある。それらアメリカの馬たちの速さを堪能するレースになるだろう。
UAEダービーはこの日の中でも屈指の好カード
そのゴールドタウンが不在のアルバスタキヤは、ユ−ロングウォリアーが衝撃的な勝ち方を見せた。相手が弱かったのは事実で、11馬身半の着差を額面通りには受け取れないが、それでも対決は楽しみだ。
そしてさらにもう1頭、エイダン・オブライエン調教師がメンデルスゾーンをここにぶつけてきた。昨年のBCジュベナイルターフ勝ち馬で、今季はダート適性のテストのため地元でオールウェザーのリステッドを使い、そこを勝ってきた。この馬も、ここで良い競馬をしたらケンタッキーダービーへという話が出ている。
ゴドルフィンとクールモアの大物2頭に、プレップレースをぶっチギった馬。まさに、馬券を買えないのが残念な好カードといえる。
ゴドルフィンマイルは前哨戦を勝ったキンベアに注目
前哨戦のバージナハールを完勝したキンベアは、現場で見ていたが非常に強い勝ち方だった。人気だったヘヴィーメタルは8歳馬ながら今季好調で、そこで良い勝ち方をしたらワールドCへという話もあったほど。そのヘヴィーメタルが逃げるところへ絡んでいき、ハイペースでバテて4着に沈んだヘヴィーメタルを尻目にそのまま押し切ったのがキンベアだった。
メイダンのダートはアメリカに比べても速いタイムが出るうえに、この日はとくに速いコンディション。アメリカから移籍してきたキンベアにはそれも合っていた。本番も同じような馬場状態なら有力な1頭だ。
海外競馬の第一人者として、その名を馳せる「世界の合田」こと合田直弘氏。海外競馬の需要が増えた昨今、ますます多忙を極める毎日だという。 【netkeiba.com】
1959年(昭和34年)東京都杉並区生まれ。競馬ファンだった父親の影響で、幼少期より競馬に親しみやすい環境で育つ。大学卒業後にテレビ東京に入社。営業局勤務を経て、スポーツ局に異動し、競馬中継の製作に携わる。テレビ東京を退社後は渡英し、海外競馬への造詣を深める。同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビや新聞などで解説を行うようになる。現在も欧州、米国はもちろん、豪州、香港など年100日以上を海外で過ごす、言わずと知れた海外競馬の第一人者。