小塚崇彦が夢中になったパラスポーツ体験 “車いすバスケ界の生きる伝説”は一流の技で魅了
会場が沸いたレジェンドと日本の若きエースの対決
特別ゲストとして参加したアンダーソン選手が学生を直接指導。体験会と思えぬ高度な内容も、「楽しかった」との声が聞かれた 【スポーツナビ】
ゲストと一緒に、一般の大学生もレジェンドから車いすの操作の仕方やボール運びについて、直接手ほどきを受ける。車いすをプッシュしてターン、ボールをバウンドさせてキャッチしてシュートするなど、体験会とは思えぬ高度な内容に、学生らも夢中に。「普通のバスケとは違う面白さがあって、楽しかった」「アンダーソン選手のプレーはやっぱりすごい!」と、汗をかきながら感想を口にした。
鳥海選手(左)との1オン1ゲームで来場者を沸かせたアンダーソン選手 【スポーツナビ】
ゲーム後、車いすに乗った7歳の男の子が近づくと、アンダーソン選手は「12歳の時に車いすバスケの選手にサインをもらって、僕は選手になった。だから、君もきっと将来は素晴らしい選手になるよ!」と、サインに応じた。
「アンダーソン選手と触れ合うことができる今回のイベントは、見に来てくれた人にも僕らにもとっても貴重な経験。間近でプレーのすごさを体感できました」(古澤)。「東京では絶対に倒さなくてはいけない相手。もっともっと上達します!」(鳥海)。アンダーソン選手は、「東京パラリンピックでは、日本対カナダの決勝戦になるはず。楽しみにしていてください」と語り、大勢のギャラリーの拍手に応えた。
大人から子供、健常者から障がい者まで、パラスポーツ体験を楽しむ人で会場は賑わった 【写真提供:トヨタ自動車】
体育館ではない多くの人が集まる場所だからこそ、インパクトは大きい。トップレベルのプレーを気軽に見て、実際に参加して、パラスポーツの魅力を存分に楽しめる。新たなチャレンジとしてのイベントは、大盛況のうちに幕を閉じたのだった。