大ブレイク中のロードカナロア産駒に新星 極上のキレ味ダイアトニックに★7つ!

競馬専門紙「優馬」

私の背中は彼専用 武豊に導かれ プリュス

12/16(土) 中京6R 2歳未勝利 芝1400m
プリュス 牝 馬体重:432kg(-2)
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:武豊 厩舎:(栗) 松永幹
生産:社台ファーム
馬主:キーファーズ
父:ヴィクトワールピサ
母:サラフィナ(Refuse To Bend)

 スタートは速くもなく遅くもなくだったが、二の脚は速く、中団のインを行きっぷり良く追走。直線に向いてしばらくは進路を探していたが、残り300mを過ぎた辺りで前が開くと、そこから一気の末脚を発揮し、あっという間に突き抜けて2馬身半差の快勝を収めた。1000m通過が58秒4、ラスト2Fが11秒7−11秒6と、全体的に淀みない流れで、勝ち時計は古馬500万と遜色ないもの。次も期待できる。

馬体診断
 7月の中京、今回と同じ芝1400mのデビュー戦は1番人気で9着。当時と比較すると、馬体に厚みが出てきたのは確かだし、何より歩様に柔らか味が出て体の使い方が良くなった印象を受ける。焦らず立て直したのは正解だったと言える。精神的にも落ち着きが増してきた印象で、脚元の柔軟性もある。距離が1600m、1800mと延びても問題はなさそう。

血統診断 
 母サラフィナは仏オークスなどGIを3勝していて、3歳時に出走した凱旋門賞ではワークフォース、ナカヤマナイトに次ぐ3着だった。母父Refuse To Bendは英2000ギニーなど、マイル〜中距離のGIを3勝している。本馬の半兄にディープインパクト産駒のジェニアル(500万下)がいるが、こちらも中京芝1400mでの勝ち上がり。兄のレースぶりや父ヴィクトワールピサを考えると、キレ味に欠けるタイプにも映るが、今日の内容からは十分な瞬発力が感じられる。クラスが上がった方がレースのペース的には歓迎だろう。

馬券の狙い目→距離の融通は利きそうだが、理想は完全なスローの決め手勝負より持久力も問われる流れ。紅梅S(京都1400m外)などが狙い目となる。

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