データだけで見ると、“ロッテ”か“西武”の“球団社長”が“２番目”に“右手”で引くことが高確率で当たりくじを引きそうです。

　確かに過去８年間を振り返ると、ロッテは２番目にくじを引いた場合は３戦全勝（監督２回、球団社長１回）と無敵を誇っています。しかし、今季はパ・リーグに選択優先権があり、今季最下位だったロッテが２番目にくじを引く可能性はありません。

　その中で気になるのは楽天です。過去３回、２番目にくじを引いていますが、１０年に大石を引いた星野仙一監督は左手でくじを外しましたが、立花陽三球団社長がくじを引いた１２年の東福岡高・森雄大、１４年の済美高・安楽智大はどちらも右手で見事交渉権を引き当てています。楽天は２番目の抽選で立花球団社長に任せておけば１００パーセント交渉権を引き当てるのは間違いないでしょう！

　さらに現ソフトバンク・工藤公康監督は通算２２４勝を挙げたプロ野球史に残る名左腕ですが、くじは右手で過去に２回引いています。１５年の県岐阜商高・高橋純平は３番目、１６年の創価大・田中正義は２番目でしたが、どちらも交渉権を獲得しています。ソフトバンクにとっては何とも心強いデータでしょう。

　なお、西武はすべて渡辺監督が担当して４戦３勝でした。ただ、１３年オフに監督を辞任して以降の３年間はすべて単独指名となっています。もし、今年抽選になった場合、シニアディレクター、１７年からシニアディレクター兼編成部長としてチームに携わる渡辺さんに任せておけば交渉権も手に入れられるのではないでしょうか。

　前述でも述べましたが、オリックスは勝率０割と抽選の弱さを露呈しています。さらに１回目の抽選で交渉権を獲得したことがないのはオリックスを含めて、巨人、ＤｅＮＡ、ヤクルトの４球団。オリックスは３回すべて監督が抽選に臨み、ヤクルトは７回（監督が６回、球団社長は１回）、ＤｅＮＡは６回（監督が５回、球団社長は１回）、くじ引きに臨んでいますが、当たりくじは遠かったようです。今年のオリックスはせめても西名弘明球団社長がくじを引いてみるのはいかがでしょうか？

　リーグ連覇を果たした広島も大瀬良を当てた印象が大きいですが、実は過去８年間で抽選に７回挑んで当てたのは、この１回だけ。ここ直近３回の抽選では、尾形スカウト、緒方監督で抽選に失敗しているだけに、今年抽選になった場合は“オガタ”姓とは違う名字の方がくじを引くことをお薦めします。