右手?左手?抽選最強の組み合わせは!? 過去のプロ野球ドラフト会議を徹底分析
数々のドラマを生んできたプロ野球ドラフト会議 の抽選を徹底的に分析。最強、最弱の組み合わせとは!?(写真は2016年ドラフト会議で創価大・田中正義の交渉権を獲得したソフトバンク工藤監督) 【写真は共同】
今回は過去8年のドラフト会議の抽選を振り返り、誰が、どの手で、何番目に引くと勝率が高いのかを徹底的に分析。果たしてどのパターンの勝率が高いのでしょうか?
ちなみになぜ8年なのか? 今手元にある資料で確認できたのが過去8年分だったから…そこら辺の突っ込みはなしでお願いします……。
(※以下、肩書きは当時のもの)
どっちの手で引くと当たる?
ではどちらの手が勝率が高いのか? 過去8年間31人の抽選で91回くじが引かれています。右手でくじを引いたのは57回、当たりくじを引いたのは24回、勝率は42パーセントでした。左手は34回中7回が当たりくじと勝率は21パーセントに終わっています。
【イラスト:カネシゲタカシ】
何番目に引くと確率高い?
過去8年間の最多競合は先述の菊池と大石の6球団。どちらも西武の渡辺監督が引き当てていますが、菊池のときは1番目の抽選、大石は6番目の抽選でした。
抽選になるのは2人以上なので、1番目か、2番目が当たりが多くなるのですが、31回の抽選で2番目が16回(勝率52パーセント)の当たりを呼び込み、1番目の10回の当たり(同32パーセント)をはるかに上回りました。
ちなみにかわいそうなデータを紹介すると、過去8年間で4球団から6球団の競合は8回ありましたが、4番目の抽選で当たりくじを引かれたことは1度もありませんでした。なお、3番目は3回、5番目は1回、6番目は1回当たっています。
【イラスト:カネシゲタカシ】
誰が引くといいの?
過去8年を見てみると、やはり圧倒的に多いのは監督の64回。しかし、当たったのは20回と勝率は31パーセント。次いで多いのは球団社長ですが、19回中9回、47パーセントと高い勝率を誇っています。
【イラスト:カネシゲタカシ】
どの球団の勝率が高い?
オリックスは12年の藤浪も森脇浩司監督が外すなど、ここ8年で0勝6敗と一度も交渉権を獲得できていません。
逆に高い勝率を誇るのは、4回抽選で3回当てた西武の75パーセントと言いたいところですが、注目は9回中6回と勝率66パーセントを誇るロッテでしょう。11年の大学ナンバーワン左腕・藤岡貴裕を3球団の競合の末に当てると、16年には2回目の抽選で桜美林大・佐々木千隼を5球団の競合で、山室晋也球団社長が見事当たりくじを引き当てています。
【イラスト:カネシゲタカシ】