ハリル「若手がまだ少しおとなしい」 親善試合 ハイチ戦前日会見
こういう形でハリルホジッチ監督と再会できるとは思わなかった
ハイチ代表のマルク・コラ監督は「明日の試合は誇りをもって勇敢に戦いたい」と意気込みを語った 【スポーツナビ】
──明日はどういう持ち味を出して、どういう展開を望んでいるか。それとハリルホジッチ監督とPSGで一緒だったそうだが、どういう関係だったのか?
1つ目の質問について、ハイチは北中米カリブサッカー連盟に所属していおり、この地域は米国、カナダ、メキシコが強い。残念ながら、これらの国々や日本のようなレベルにはない。また欧州諸国と比べて、そこまでの力がないのが実情だ。それでもわれわれは、明日の試合は誇りをもって勇敢に戦いたいと思う。
2つ目については、偶然とは恐ろしいもので、こういう形で彼と再会できるとは思わなかった。PSGで彼は選手として、私はアカデミーの責任者として仕事をしていた。またアカデミーでは、横浜F・マリノスの(エリク・)モンバエルツ監督とも一緒だった。こういうところでまた会えるのは面白いものだと思う。
──チームとしてどういうサッカーを目指しているか。また各ポジションでの中心選手を教えてほしい。
正直、難しい状況だ。われわれの選手は世界各国、いろいろな大陸でプレーしており、スタイルも違っているのでまとめるのは簡単ではない。われわれは準備に3日、練習は2回しかしていない。正直、簡単ではないが、サッカーは何があるか分からないし、できる限りのことをしていいプレーをしたいと思う。
われわれはこれからチームを作る段階にある。残念ながら今回のW杯予選はすでに敗退しており、今後は19年のゴールドカップ、そして次の22年W杯が目標だ。経験豊富な選手に加えて、若手も起用しながらチームを作っていきたい。中心選手としては、GKのジョニー・プラシデ、CBのメシャック・ジェローム、そしてセンターFWのデュカン・ナゾン。ナゾンには、日本のDFを苦しめてほしいと思っている。
──PSGでハリルホジッチ監督とどれくらい一緒だったのか。また当時の彼の印象を教えてほしい。
残念ながら1年しか一緒にいなかった。というのも、すでに彼はキャリアの終盤を迎えていたからだ。思い出としては、彼の祖国が内戦状態にあり、帰国してから(フランスに)戻ってくるのが非常に難しかった。PSGのフロントが戻ってこられるようにいろいろ手を尽くしたこともあった。今は彼は、とても素晴らしい指導者となっていると思う。
──ザカリー・エリボーは日本にゆかりがある選手だが(母親が日本人)、プレーの特徴と期待するところは?
彼は若い世代の選手で、これまでにもアンダー年代の代表でプレーしており、その実力は周囲も認めるところとなっている。中盤の選手で、運動量があり激しいプレーを得意としている。われわれにとって重要な選手で、将来のハイチ代表として期待されている。
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