ハープスター血統トーセンブレスに★7つ フランケル×ウオッカの仔には意外な評価

競馬専門紙「優馬」

おじに2頭のGIウィナー! アンフィトリテ

外目を鋭く伸びたアンフィトリテ(左)がデビュー勝ち(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

9/18(月) 中山5R 2歳新馬 芝1200m
アンフィトリテ 牝 馬体重:464kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:ルメール 厩舎:(美) 宗像
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム
父:ロードカナロア
母:アドマイヤフッキー(フジキセキ)

 立ち遅れかけたが、スッと行き脚がついて中団馬群へ。直線で外に持ち出されると、坂下から鮮やかな切れ味を披露して楽々と差し切り勝ちを収めた。3F〜5F目がすべて11秒7という起伏のない展開で、馬場の傾向から言っても前が残って不思議のないレース。雨上がりの時計の出やすい状態とはいえ、自身のラスト1Fは恐らく10秒6〜10秒7で、非凡な瞬発力が感じられる。

馬体診断
 腹回りはスッキリとしたシルエットだが、胸前や肩回り、トモの肉付きは十分。一見スプリンターと言い切れないのは胴がそれほど詰まっていないため。繋が立っていて、脚元の捌きにやや堅さも見受けられるのは気掛かり。それでも力強い踏み込みは目立っていたし、落ち着いた気性も評価できる。1400m、1600mと距離が延びても面白い。

血統診断
 母アドマイヤフッキーと祖母のトキオリアリティーは、ともに短距離戦で3勝。さらに、父がロードカナロアという基本構成からすれば1200m戦でのデビューは当然とも言える。その母の兄弟馬であるアイルラヴァゲイン(オーシャンS)、リアルインパクト(安田記念)、ネオリアリズム(香港クイーンエリザベス2世C)は、様々な距離で活躍している。短距離志向が強いのは間違いないが、多少の融通は利くタイプだろう。

馬券の狙い目→タメが利くので距離延長はOK。くるみ賞(東京芝1400m)など、瞬発力を生かせる条件・状況で狙いたい。

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著者プロフィール

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