日本人が挑む車いすフェンシングの形 「距離のスポーツ」で見いだす勝機とは?
目指すは世界のトップ
加納が目指すのは世界のトップだ 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
現在、フルーレ世界ランキング40位の加納は「自分が目指しているのは世界のトップなので、誰にも負けたくないですね。そこにリーチ差がなんだとか、環境がなんだとかは全部言い訳になる。自分が上達するためにはどうしたら良いのかを選択して、決定して、淡々と繰り返していこうかと。その繰り返しを経て、百戦錬磨になっていたい」と決意を語る。
また、団体戦においても「日本は強い……はずなんです。ただ、まだまとまっていない。トゲトゲした石のようで、今はぶつかり合っている状態ですけど、3年後にはきれいな石を目指している。そのきれいになっていく様子から見てもらえると、すごく面白いと思います」と関心を呼ぼうとしている。
結果はもちろん大事だが、それ以上に過程も大事。どんな過程を経ていくのか、見守っていきたい。
(取材・文:加賀一輝/スポーツナビ)
■9月22日11:05〜11:54「ひるまえ ほっと」 NHK総合(関東地域のみ)
「百獣の王」武井壮さんがパラスポーツを体験、トップアスリートとの真剣勝負に挑みます。今回の放送では「車いすフェンシング」に挑戦します。武井さんはどんなプレーを見せるでしょうか? どうぞお楽しみに。
武井さん「頭も使うし、技術も必要だし、体力もあればあるほど良いし、磨けるところが山ほどある。とても入りやすく、楽しみやすかったですね。皆さんにも一度、試してもらいたい魅力を感じましたね」