51年ぶり立大、全国に強い東洋大が出場 全日本大学野球選手権見どころ
51年ぶり5回目の出場となった立教大。2回戦からの出場となる 【写真は共同】
上武大が4強の壁を破れるか!?
・昨年ベスト4の連盟の代表校
岐阜経済大(東海地区大学野球連盟)
国際武道大(千葉県大学野球連盟)
和歌山大(近畿学生野球連盟)
上武大(関甲新学生野球連盟)
・過去10年の優勝回数が多い1連盟の代表校
立教大(東京六大学野球連盟)
シードの中で岐阜経済大と和歌山大は初出場。昨年に続き出場を果たしたのは上武大だけで、連続出場がいかに難しいかがわかる。その上武大はリーグ戦10勝1敗で6季連続優勝を果たした。打率4割3分8厘で首位打者、最高殊勲選手、最高出塁率、ベストナインの四冠を獲得した小豆澤誠遊撃手(4年・飛龍)を中心に、島田海吏外野手(4年・九州学院)、吉田高彰捕手(3年・智弁学園)、寺沢星耶投手(3年・佐久長聖)と3人の大学日本代表候補を擁する。さらに宮川哲投手(4年・東海大山形)が防御率0.65で3勝、西村雅暉投手(2年・熊本国府)も防御率1.50で3勝と、山下仁投手(JR西日本)が抜けた穴はしっかりと埋まった。全国大会は4季連続でベスト4の壁に阻まれている。今度こそ、その壁を破って4年ぶりの日本一を目指す。
51年ぶり5回目の出場となる立教大はリーグ戦9勝4敗2分。全15試合中10試合に登板した田中誠也投手(2年・大阪桐蔭)が大黒柱で3勝を挙げてベストナインに輝いた。打線では打率3割4分8厘を記録した笠松悠哉三塁手(4年・大阪桐蔭)が満票でベストナインを獲得。主将の熊谷敬宥遊撃手(4年・仙台育英)は大学日本代表候補に選ばれている。
東都代表の東洋大はノーシード
今回はノーシードの東洋大だが、過去10年で3度の全国優勝を経験している 【写真は共同】
東北福祉大(仙台六大学野球連盟)は山野太一投手(1年・高川学園)が4勝を挙げ優秀新人賞を受賞した。特に負ければ優勝を逃す仙台大との2回戦で12三振を奪い4安打完封。昨夏の甲子園で履正社の寺島成輝投手(東京ヤクルト)と投げ合った左腕が大学で順調な成長を見せている。津森宥紀投手(2年・和歌山東)、楠本泰史外野手(4年・花咲徳栄)と大学日本代表候補2選手も擁し、昨年のベスト8以上の成績を目指す。
近大vs.岡山商大は屈指の好カード
1回戦屈指の好カードとなった近畿大vs.岡山商科大。リーグ戦三冠の近畿大・岡田と150キロ右腕・近藤の投げ合いなるか!? 【写真は共同】
11年ぶりの11回目の出場となる東海大九州キャンパス(九州地区大学野球連盟南部)は熊本地震の影響で昨春はリーグ戦を辞退。地震の影響で南阿蘇村の寮の取り壊しが決まり、阿蘇キャンパス内のグラウンドを使用できるメドは立たない。そんな中で掴んだ全国キップ。特別な思いで天理大(阪神大学野球連盟)との1回戦に臨む。
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