“過酷”の先にある“達成感”は楽しい! 日本初上陸!「スパルタンレース」を体験

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22個の障害物が準備された「リーボック スパルタンレース」 【スポーツナビDo】

 世界30カ国、年間200レース以上を開催し、参加者は100万人を突破した過酷な障害物レース「リーボック スパルタンレース」が日本初上陸! その第1回大会が5月27日(土)、神奈川・U.S. Army Sagami General Depot(相模総合補給廠)で行われました。

 米軍施設内に作られたコースは全長約7キロ、その間に22カ所の障害物が設置。だだっ広い芝生の上に、異様な障害物が並ぶ光景は、遠目から見るとワクワクドキドキ(するのは個人差がありますね……)、近づくと「何だ、これ!」と精神的プレッシャーを感じ、それでも参加したランナーたちは次々と課題を乗り超えていきました。

 今回のランナーはエリートとオープン参加で合計5109人。完走率は88%以上と、過酷ながらも、最後まで走り抜ける人がほとんどです。そんな日本初お目見えのレースを、スポナビ編集部員の私(ラン大会は約1年ぶり)も参加させて頂きましたので、ご紹介します!

会場内は“マッチョ祭”状態!?

エリートレースの上位入賞者のみなさん。鍛え抜かれた体が素晴らしい! 【画像提供:リーボックスパルタンレース広報事務局】

 JR横浜線の相模原駅。自分のレースが11時からということで、1時間前に会場入り。そのためには、さらに1時間前の9時に駅到着。というのも、今回のレース開催場所が米軍施設ということで、入場の際には厳重な持ち物チェック、金属探知機によるボディチェックがあるので、早めの行動が勧められていました。

 入場ゲートに向かうまでの間、金網越しにレース会場の様子が見て取れたのですが、そのときに障害物の全貌が目に入りました。事前に公式サイトにあった「レース攻略動画」を閲覧していたため、「あ、アレがあの障害物か」と、ちょっとだけ心を躍らせながら眺めていました。

 そしていよいよ会場内へ。5000人のランナー+1000人の観戦者が会場に訪れましたが、午前と午後でスタート時間が分かれていたこともあり、人の大混雑はなくスムーズに中へ。会場内は、スパルタンレースのロゴ(スパルタ人の兜)が描かれたテントやトラックが並び、いかにも「スパルタン」な雰囲気。(といっても、現在のギリシャにあるスパルタはとってものどかな田舎町です。昔、旅行に行ったことがあります)

 さらに参加者も筋肉隆々な方たちだったり、「確実に軍人さんですよね?」といった体型の外国人の方だったり、ちょっとした「マッチョ祭」でした(笑)。そんな自分も最近、24時間営業のフィットネスジムに行き始めたから、負けない……、と言いたいところですが、レベルが違いました。お腹のたるみは比べることもできない程で……。

芝生の自然なコースと人工的で異様な障害物

大体200人ずつの集団でレーススタート! いっせいに芝生のコースへと駆け出していきます 【画像提供:リーボックスパルタンレース広報事務局】

 時計の針は11時。いざ、レースです!

 スタートラインに並ぶと、軽快なMCのトークで盛り上がり、スタート前に「Who am I ?(オレらは誰だ?)」の掛け声に合わせて、みんなで「Spartan!(スパルタ人だ!)」と絶叫し、自分たちを鼓舞しました。

 そして大体200人ずつぐらい、5分置きにスタート。7キロという距離&22個の障害物ということで、私自身はいきなりダッシュすることもなく、地面に張られた白いテープのコースガイドに沿って、ゆっくりしたペースで走り出しました。

障害物の壁を乗り越えたり、下からくぐったりと、いろいろなファンクショナルトレーニングで体中が鍛えられる感じです 【スポーツナビDo】

 ちょうどこの日は早朝に軽く雨が降っていたので、芝生は軽く湿り、ぬかるみも随所にありました。それでもそんな自然なままの地面がいかにも「外を走っているんだ!」という感じにもなります。そしてそのまったくの対称に位置するのが、人工的に作られた障害物!

 壁を上ったり、下をくぐったり、雲梯(うんてい)を渡ったり、つり輪を渡ったり、高さ5メートルぐらいあるジャングルジム(のようなもの)を乗り越えたりと、いろいろなタイプの障害がありました。これらは基本的に「ファンクショナルムーブメント」をベースにした動きや身体能力を高めるタフフィットネスを取り入れた課題で、いろいろな体の機能を鍛えることにも繋がります。

 と、淡々と説明しても伝わらないと思いますので、特に「これは……」と圧倒された障害物をいくつか紹介します。

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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