【ドラディション】藤波デビュー45周年を猪木、前田らが祝福 長州、ベイダーら往年のライバルたちと熱戦

高木裕美

LEONAはドラゲー新井に勝利し父親の記念大会に華

藤波の長男・LEONAはドラゲー新井との一騎打ちに勝利し父親の記念大会に華を添えた 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 23歳になった藤波の長男・LEONAはDRAGON GATEの新井健一郎との一騎打ちに勝利。ドラゴン二世が父親の記念大会に華を添えた。
 LEONAはまだ立教大学生だった5年前の同日・同所で行われた藤波の40周年記念興行で、「プロレスラーになりたい」と父に電撃直訴。「足を震わせながら父親に初めて思いを伝えた、自分にとって人生を変えた日」には、藤波から即答を得られなかったものの、その熱意で父を動かし、イギリス遠征などを経て、13年11月にデビュー。昨年10.29後楽園大会では、デビュー前のエキシビションマッチの相手も務めてもらった蓮見隆太からシングル初勝利を挙げていた。

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 この日のLEONAは百戦錬磨のベテラン・新井が求める握手を拒否すると、ロープを使っての反則攻撃にも動揺することなく、ダイビングニードロップをかわしてダブルアームスープレックス。ドラゴンスクリューは新井に顔面をかきむしって阻止され、ロープで顔面をこすり上げられながらも、一瞬のスキをついて逆さ押さえ込みで3カウントを奪取。試合後は握手に応じ、ノーサイドをアピールするも、新井が奇襲を仕掛けると、すかさずドラゴンスクリューで応戦してみせた。

 ベテラン相手に結果を出したLEONAは、逆転勝利に「そこにチャンスがあることに気づけるようになった。船木(誠勝)さんに蹴飛ばされたり、頭から落とされた、あの頃の自分にはできなかった」と、3年半前のデビュー戦を振り返りつつ、「5年前にプロレスラーを志した時から、大学も卒業し、環境も変わった」と、“プロレスラー”としての責任感を噛み締めた。デビュー45周年を迎えた藤波に対しては「親子とか関係なく、僕の憧れの藤波辰爾を祝福したい」と、息子ではなくいちファンとしてお祝いした。

元DKコンビが元UWFインターコンビに勝利

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 セミファイナルでは、長井満也&KENSOの元ダークキングダムコンビが、高山善廣&佐野巧真の元UWFインターコンビと激突。かつて、Uインターに入門しながらも、デビュー前に離脱し、前田氏率いるリングスに再入団した経緯のある長井に対し、佐野が足4の字固め、高山がフロントスープレックスを繰り出すも、KENSOが2人を場外へ落としてプランチャ。長井はKENSOのダイビングエルボードロップによるアシストから、ファルコンアロー、ハイパーニー空牙とたたみかけて勝利。試合後はKENSOとガッチリ握手をかわした。

藤原組長とカブキのタッグに聖地興奮

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 第3試合の藤原喜明&高岩竜一組vs.ザ・グレート・カブキ&大谷晋二郎組では、長年のプロレスファンによる「プロレス愛」が会場の熱気を生み出した。
 かつて“昭和のテロリスト”として全国の新日本ファンに衝撃を与えた藤原と、“東洋の神秘”として一大ブームを起こしたカブキ。そして、98年に新日本で新設されたIWGPジュニアタッグ王座の初代王者コンビとなった大谷と高岩。彼らの活躍と成長を見守ってきた観客は、おなじみの技が出るたび狂喜乱舞した。

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 67歳の藤原が、伝家の宝刀ワキ固めで68歳のカブキをとらえると、カブキはあわやタップ寸前となりながらも得意のアッパーブローで反撃。藤原の一本足頭突きには地獄突きで対抗する。一方、盟友でありライバルでもある大谷と高岩は逆水平チョップ合戦を展開し、大谷がコーナーに逆さ吊りにしての低空ドロップキック、顔面ウォッシュ。高岩も串刺しラリアット、ダイビングエルボードロップで反撃に出るが、カブキが高岩の顔面に毒霧を噴射したスキに、大谷が袈裟斬りチョップでトドメをさした。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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