【K-1】最強王者ゲーオに死角なし「今回はKOしたい」挑戦者・山崎「いよいよリベンジの時が来た」
K-1スーパー・ライト級王者ゲーオ・ウィラサクレックは「今回はKOしたい」と山崎との防衛戦に意欲 【(C)K-1実行委員会】
両者は昨年9月のK−1代々木大会でタイトルマッチを行う予定だったが、ゲーオがおたふく風邪で欠場となり、仕切り直しのタイトルマッチが実現。前回の対戦では判定決着で勝っているゲーオは「今回はKOで倒したい」と闘志。山崎も「生まれてからの30年間すべてをかけて勝負したい」と約2年半越しのリベンジマッチに燃えている。
山崎はパンチも蹴りも警戒しないといけない
【写真:中原義史】
ゲーオ 10月下旬ぐらいには体調は良くなっていて、そこから徐々に練習を再開しました。今は普段通りの練習メニューをこなしています。中国でも試合をやりましたし、今はとても良いコンディションで練習をやっています。
――そして今大会で改めて山崎選手とタイトルマッチが決まりました。挑戦者の山崎選手にはどんな印象を持っていますか?
ゲーオ 山崎選手は非常に上手くてテクニックもあると思います。特にパンチが重いですよね。
――山崎選手の攻撃の威力や技術については、どのように分析していますか?
ゲーオ テクニックの話をすると、山崎選手はヒザ蹴りも上手いですね。あの技はテクニックを使った技だなと思います。
――山崎選手は空手ベースのトリッキーな蹴り技を得意にしています。山崎選手の蹴りの技術については、どんな印象を持っていますか?
ゲーオ 山崎選手は独特の蹴りのテクニックがあって、注意していないと当たってしまう可能性はありますね。なので山崎選手はパンチも蹴りも警戒しないといけない相手です。
――前回の山崎選手との試合(2014年11月)では、ゲーオ選手がハイキックで山崎選手の額を陥没骨折させての判定勝利でした。今回の試合では、どんな勝ち方をしたいと思っていますか?
ゲーオ 前回は山崎選手に大きなダメージを与えることができましたが倒すことはできませんでした。今回はKOで倒したいと思います。
――ゲーオ選手にとって2016年はスーパー・ライト級王者として、世界最強決定トーナメントでも優勝を飾った1年でした。2017年はどんな1年にしたいですか?
ゲーオ スーパー・ライト級王者としての防衛戦はもちろん、全勝という目標とK−1をもっと盛り上げていきたいという目標があります。
――ゲーオ選手は新生K−1において最強や絶対王者という称号も持っていると思います。2017年も自分が最強ということを証明したいですか?
ゲーオ 自分が最強で居続けたいですが、他の選手たちもチャンピオンの座を狙ってきます。毎試合、全力で戦っていかないといけないという気持ちがあります。
――どれだけ実績・結果を残してもゲーオ選手に一切の油断はないんですね。
ゲーオ はい。自分を倒しに来る相手に対して、ちゃんと対抗できるように身体や精神状態を万全に仕上げる。そしてすべての試合に臨みたいと思います。