多士済々の「死の組」を制するのは!? WBC2次ラウンドF組の見どころ
1次ラウンドを3戦全勝で通過したドミニカ共和国。2次ラウンドは「死の組」が待ち受ける 【Getty Images】
4チームとも多くのメジャーリーガーを抱え、高いレベルの戦いが期待される「死の組」。その見どころは!?
※リンク先は外部サイトの場合があります
F組戦力分析
2次ラウンドF組の戦力分析(10段階評価/データ提供:世界の野球) 【スポーツナビ】
ドミニカ共和国:大会の難しさを再確認
初戦こそカナダに快勝したものの、プール最大のライバルであるアメリカ戦は7回までリードを許す苦しい展開。さらに最終戦のコロンビア戦もタイブレークにもつれる試合となってしまった。中心打者のカノ(マリナーズ)が3試合でわずか1安打と不振に陥っているなか、こういった苦しい試合を跳ね返す底力も前回から通ずる強さとも解釈できる。この大会の難しさを再確認できたという意味でも、今後につながる1次ラウンドだったはずだ。
アメリカ:「心はワールドシリーズ」も…
アレナド(背番号12)など「心はワールドシリーズ」な選手が多いアメリカだが… 【Getty Images】
ただ、状態が上がってこない一部の選手が足を引っ張っていた印象が強く、「心はワールドシリーズでも体はオープン戦」の選手が多ければこれまでと同じ過ちを繰り返すに違いない。一方で、アーチャー(レイズ)ら先発投手がしっかり試合をつくれていることは、これまでの大会にはなかった好材料と言えそうだ。
プエルトリコ:投手陣が好調キープ
D組を3戦全勝で1位通過したプエルトリコ。15日の初戦はドミニカ共和国との一戦だ 【Getty Images】
そんななか、プエルトリコは初戦のベネズエラ戦を7回コールドで制すると、そのまま安定した戦いを披露。3戦全勝で2次ラウンド進出を決めた。名捕手・モリーナ(カージナルス)がリードする投手陣が好調(1次ラウンド終了時で防御率1.80、全チームでトップ)を維持できれば、激戦区を勝ち残ることは十分可能だろう。
ベネズエラ:薄氷勝ち残りがプラスに!?
イタリアとのプレーオフを制し、2次ラウンド進出にこぎつけたベネズエラ(写真中央は遊撃手・エスコバル) 【Getty Images】
拙攻やボーンヘッドも目立った上に、扇の要・ペレス(ロイヤルズ)をはじめ、けが人も続出。それでも、プレーオフの土壇場で同点弾を放ったカブレラ(タイガース)らを中心に、チームとしての勢いや結束力を生かして2大会ぶりの準決勝進出を目指したい。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ