センバツを決めた履正社を支える4番打者 “全国区”の主砲・安田の存在が励み
昨秋は公式戦全試合でヒットを記録
若林は力強いスイングで高校通算17本塁打を放つ右の強打者 【写真は共同】
「安田は自分の前でいつもいい当たりを打つので、プレッシャーになる時もあるんです。安田は確かにすごいし、一緒に頑張っていきたいと思う反面、活躍されると悔しい時もあります。でも安田がいてくれたから自分も頑張ってこられたし、自分の調子が悪い時にいろいろアドバイスをしてくれたりする仲間。センバツでは負けないよう打ちたいです」と意気込む。
4番として流れを変える一打を!
「ランナーがいたら、必ずかえす。終盤、リードされていても流れを変える打撃をしたいです。それが4番の役目なので。厳しい場面の打席でも、流れを変える一打を打ちたいです」
普段から物静かであまり表に出るタイプではないとチームメートは話す。ただ、その表情の裏で、確固たる意志の強さも覗かせる。礼儀正しく、大人に対してもしっかりと目を見て話せる面も好印象だ。2度目となる甲子園は安田に負けない鋭いスイングを、そしてチーム初の甲子園日本一を静かに誓う。
若林将平(わかばやし・しょうへい)
【沢井史】