【W-1】稲葉がZERO1大谷と2年ぶり一騎打ち「勝って俺の“プロレスの教科書”をスタートさせる」

WRESTLE−1

稲葉「リング上は大谷対稲葉。団体は関係ない」

【写真提供:WRESTLE-1】

 また、熱望していた大谷戦が決定した現在の心境はどういったものなのだろうか。稲葉大樹にも話を聞いた。昨年からNEW ERAの中心として若手を引っ張ってきた稲葉。しかし無差別のベルト、UWAのベルトを失いタッグのベルト奪取もならなかった。まさに本人が言うように目標が定まっていない状況。そんな中、思い出されたのは大谷晋二郎。過去2度のシングルマッチで自分を大きく変えた存在。だからこそ今戦う。そこから何が生まれるかわからないが、大谷という存在に触れることで新たな一歩を踏み出せるかもしれない。

――「新春喧嘩祭り」にて、熱望していた大谷晋二郎選手とのシングルマッチが決定しましたが今の心境を教えてください。

稲葉 過去に大谷さんとシングル2回やっておりますけど、1回目の試合はなんて言うか自分がプロレスをやっていく中で名を上げたというか注目してもらえた一戦。2回目は自分がケガをして欠場する前の最後の試合。なんとなく自分のプロレスをやっていく中でいろいろとターニングポイントになっている試合なんです。で、今回WRESTLE−1でやっていて無差別のベルトを形はどうであれ文体で獲ることができて、それを今はなくして。UWAも獲ったけどなくして。試合決まったのはその前でしたけどタッグ挑戦して獲れなくて。なんとなく落ち目と言いますか、自分の中でどうしようかなって時に、もう一度“プロレス”を味わいたいと。誰かな? 大谷晋二郎だ、と思いまして今回やらせてくださいという形になりました。

――大谷選手と約2年ぶりに戦いますが、当時の印象はどうでしたか?

稲葉 はじめて戦った時は、やっぱりプロレスをファンとして観てた選手とやれるって言うのがあって。やっぱり大谷さんって攻撃がキツイじゃないですか、一発一発が。でも一発一発がキツイ中に愛があるんですよね。潰そうとしてるんじゃなくて、まだできるだろ?的な攻撃なんで。キツイけど返したいというか、まだできるなって感じさせてくれる人だと思いましたね。

――大谷選手のコメントでは団体の看板を背負って戦う、決闘というステージで戦いたいとおっしゃっていましたが、稲葉選手はいかがでしょう?

稲葉 僕は団体を背負いません。大谷晋二郎対稲葉大樹。そこに僕は団体を持ち込まない。もう二人だけの空間にします。大谷晋二郎の背中にZERO1は見ないし、僕のWRESTLE−1を見てもらわなくても結構です。その新宿FACEのリング上は大谷晋二郎対稲葉大樹だけ。団体は関係ない。ベルトを獲ったとか落としたとかも一切関係ない。二人の世界にしてやりますよ。

――大谷選手にもお聞きしたんですが、純粋に大谷選手と戦うのは楽しみですか?

稲葉 楽しみですね。大谷さんってプロレスの教科書を持っているじゃないですか。それを読みたい。プロレスの教科書を1ページ目から読みたいんですよ、俺は。そのプロレスの教科書を読めた時、大谷晋二郎に勝った時に俺のプロレスの教科書がスタートするかもしれない。そうしたら最強のプロレスの教科書。俺が作るプロレスの教科書は大谷晋二郎のプロレスの教科書の強化版ですから。それを読破してやります。

――団体を背負うつもりはないとおっしゃってましたが、ファンの方は団体間の対抗戦としてみる方もいると思います。

稲葉 そう見る人もいるでしょうけど、俺は見ないです。

――では最後にこの試合への意気込みをお願いいたします。

稲葉 大谷さんはなんていうか、俺が目指すプロレスのスタイルはこれだって戦って思えて。で、それから欠場してから僕自身色々あって、今目標が定まってない状況の中での大谷戦。ここでまた何かが見れるかもしれない。前は当たって砕けろって言う感じでしたけど今回は勝ちたい。大谷晋二郎のプロレスの教科書を全部見て勝つ。そして“俺のプロレスの教科書”をスタートする。

■WRESTLE−1「新春喧嘩祭り」
1月25日(水)東京・新宿FACE 開場18:30 開始19:00

<タッグマッチ>
土肥孝司、熊ゴロー
関本大介、岡林裕二

<シングルマッチ>
稲葉大樹
大谷晋二郎

<タッグマッチ>
アンディ・ウー、吉岡世起
宮本裕向、木高イサミ

<タッグマッチ>
芦野祥太郎、立花誠吾
タンク永井、佐藤悠己

<タッグマッチ>
児玉裕輔、村瀬広樹
高橋匡哉、仲川翔大

<シングルマッチ>
頓所隼
SUSHI

<シングルマッチ>
藤村康平
中島洋平

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