スポーツを日々エンジョイしている人たちを紹介していく「SPORTS for LIFE」。第23回は、アイドルグループ「私立恵比寿中学(通称：エビ中)」の出席番号3番・真山りかさん。

　普段からダンスのレッスンや体力づくりのトレーニングなどを行っているという真山さん。毎回2時間以上続くライブで見せるパワフルな歌声とダンスパフォーマンスでその成果を披露し、『エビ中ファミリー』(エビ中ファン)を楽しませてくれています。

　そんな真山さんが9月3日(土)に行われた「第5回 GSR CUP CYCLE RACE」(千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイ)でロードバイクを初体験！　アニメ・漫画などの“二次元”キャラ好きが集まる自転車レースに参加した感想や、今後スポーツをどうやって楽しんでいきたいかなどを伺いました！

――今回は自転車レースに参加しロードバイク初体験でしたがいかがでしたか？

　ロードバイクは、『弱虫ペダル』の原作が好きで、漫画やアニメの世界でしか見たことがなかったんですけど、生のロードバイクに初めて手で触れて、「あ、こんなに軽いんだ」と軽さに驚きました。それで乗ってみてペダルを回してみると、最初はメチャクチャ軽くて「こんなに軽くて大丈夫かな？ バランス取れるのかな？」って。(1周で約2.5キロのコースを)1周目は良かったんですけど、2周目からペダルがすごく重く感じて、見ているのよりもずっときつくて、すごいなって思いました。

――それでも、一緒に周回されていた片山右京さんの話だと、スピードが時速30キロ以上出ていたようですね。

　言われて初めて気づいたんですけど、自分では全然。後ろを走っている方たちが速くて「どうしよう」って感じで、なんだか『逃走中』のような逃げている気持ちで(笑)、一生懸命こぎました。

――それだけスピードが出ている時に受ける風は気持ちよかったですか？

　気持ちよかったです！ 開放感が違いますよね。普段、私のようにロードバイクを乗られていない方は、日常生活で使うのはママチャリで、街中の車道と歩道の間を走っていると思うんですけど、サーキットコースを走ると圧迫感がないのも素敵だなって思いました。

――自転車は普段から乗っていますか？

　最近は乗っていないです。でも高校生の時……、あっ私、“永遠に中学生(※)”なんですけど、現実的に高校2年生だった時までは、駅まで自転車で通学していました。だからペダルをこぐ感覚は懐かしかったですね。

――2周で5キロのパレード走行を2回走ったわけですが、10キロほどの距離を走ったのは初めて？

　初めてです！ 正直しんどかったですけど、すごく楽しくて。周りのみなさんに「がんばれ、がんばれ！」と声を掛けて頂いて、それが原動力となって走れました。

※エビ中は“永遠に中学生”がコンセプトで、中学卒業後も高校1年生＝中学4年生、高校2年生＝中学5年生となります。ちなみに、学生を卒業しても「年齢−12歳」で学年が出るので、30歳の人は−12歳で中学18年生

――スポーツ全般のお話を伺います。真山さんは小学生時代にサッカーをやっていたとのことですが、始めたきっかけは？

　3つ年の離れたお兄ちゃんがいるんですけど、子供の頃から近所のお友達と公園でサッカーをしていて、私は女の子だったから、それを見ているだけだったんです。でもやっぱり男の子たちに混じってサッカーがしたいなと思っていて。それでお兄ちゃんがサッカークラブに入った時に、「妹もどう?」と誘われてクラブに入りました。

――ポジションは右サイドバックだったようですね。真山さんのライブでのパフォーマンスを見ていると、非常に体力がある印象ですが、スポーツはその後も続けていたんですか？

　スポーツはやっていないですね。でも、エビ中でダンスのレッスンがあるので。

――レッスンが体力づくりの場所になっている？

　そうですね。ライブってすごく体力を使うので、普段からバテないように筋トレなどもしています。

――トレーニングはどれぐらいやっているのですか？

　レッスン以外の日も毎日やっています。お風呂上りとか、朝起きてからとか、時間がある時にです。

――どんなトレーニングが中心ですか？

　体幹は絶対にやっています！ 腹筋は大体1曲分ですね。

――トレーニングや体力づくりで心がけていることはありますか？

　心がけていることは、『弱虫ペダル』の泉田（塔一郎）くんじゃないですけど、鍛えるときに筋肉へ語りかけるようにしています。「私は今、あなたを鍛えているんだよ」みたいな感じで語りかけて（笑）。筋肉と脳を連動させてつなげるってことを意識しています。

――なるほど。あと真山さんは朝起きると四股を踏んだりしているんですよね？

　はい、やっています。朝起きて四股を踏むのは、自分の今日のコンディション確認といいますか、四股をパッとやった時に、バランスが取れてないからバランスを意識しようとか、まだ血が巡ってないなって確認したり。後はふとした時に体をリセットするためにやっていますね。人によって方法は違うと思うんですけど、私は四股を踏んで調子を整えている感じです。

――今後やってみたいスポーツはありますか？

　ロードバイクって言いたんですけど、本当にきつかった！ でも、ロードバイクは格好いいし、ペダルをこぎながら息を整えられるようになったら、私、無敵だと思うので(笑)。ゆくゆくはできるようになりたいですね。
　あと2020年に東京五輪があるので、その時に興味を持ってしっかり観戦できるように、いろいろなスポーツにチャレンジしてみたいなって思っています。やっぱりそのスポーツを実際にやってから競技を見たほうが、見方も変わると思いますし、理解があって知識があった方が確実に面白いと思うので、好き嫌いをせずにスポーツに取り組んでいきたいです！

■真山りか（まやま・りか）
1996年12月16日生まれ、東京都出身。
8人組アイドルグループ・私立恵比寿中学のメンバーとして活躍中。個人活動としては2014年にTVアニメ『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』の如月静香役の声優として初出演。同年11月にTVアニメ『アカメが斬る！』のオープニング曲「Liar Mask」でソロデビュー。2015年にはTVドラマ『となりの関くんとるみちゃんの事象』に後藤桜子役として出演。グループでも個人でも活躍の幅を広げている。

グループとしては9月21日(水)にメジャー10thSingle「まっすぐ」を発売。また11月16日(水)にはベストアルバム2枚同時リリースも決定。年末には恒例のライブ「クリスマス大学芸会2016」が東京・国立代々木競技場第一体育館で12月22日(木)、23日(祝・金)の2daysで開催される。


私立恵比寿中学『まっすぐ』 - YouTube