ランと音楽を楽しむ米国発マラソン大会 観光も楽しめるシアトル大会はおススメ
音楽で勇気付けられ足取り軽く
シアトル大会は8km、ハーフ、フルのすべてのランナーが観光名所として知られるスペースニードルをスタートし、ゴールのダウンタウンのセンチュリーリンクフィールドを目指す。ちなみにこの施設はアメリカンフットボール(NFL)のシアトル・シーホークス、サッカー(MLS)のシアトル・サウンダーズのホームスタジアムである。
最初はkm/5分を切るペースでラップを刻むが、アップダウンのあるコースでは、そのペースをキープすることはできない。一般道だけでなく、州道99号線、オーロラアベニュー・ノースという自動車専用道のトンネル内部を走ったり、高架部分を走ったりと、めまぐるしく景色の変わるコースは走っていて飽きない。ダウンタウンに入る高架橋を渡りきって、しばらくすると凄い斜度の坂道が目の前に現れる。自分の周囲のランナーは、一見速そうに見える人も含め、脚力温存のためか、半分ほどがここでは歩いていた。ちなみに帰国後に何人かの日本のランナーに「シアトルのコースはタイムを狙いやすいですか?」と聞かれたが、答えは「NO!」だ。この急な坂以外にも結構高低差があるので、ハーフにしろ、フルにしろ、記録を狙うなら別の大会をオススメする。しかしながら目まぐるしく景色が変わるコースは走っていて楽しいはずだ。