祝・黒田200勝! 積み重ねた記録の重み ベースボール・グラフィック・レポート
【データおよび画像提供:データスタジアム】
スタルヒンに始まり、金田正一や稲尾和久、山田久志に江夏豊――。達成者の一覧を見ても、まさに「歴戦の勇者」と呼ぶにふさわしい面々が並んでいる。ちなみに日米通算での到達は、野茂英雄以来2人目。米国でキャリアを終えた野茂に対し、黒田はメジャーでもまだまだ第一線を張れるような状態で広島へ凱旋。さらに白星を積み重ね、これまでにない新しい形のキャリアを築いている。
2000安打は日本プロ野球のみの達成者数、200勝には日米通算を含む。黒田達成前までの記録 【データおよび画像提供:データスタジアム】
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ちなみに1970年代以降で、2000安打達成者よりも200勝達成者が多くなった年代は存在しない。日本球界でセーブが公式記録になったのが1974年。投手の分業制が進むと同時に、ひとりの大エースのみに負担がのしかかる時代は終わりを告げた。