暑い夏はシューズを脱ごう! 地力を呼び覚ます“裸足ランニング”

三河賢文

【Getty Images】

 暑い夏場を迎え、マラソンはオフシーズンに突入しました。秋以降の大会に照準を合わせ、目標達成に向けたトレーニング期に入っているランナーは多いでしょう。しかし中には、「このままで、本当にレベルアップできるのか?」と不安を抱える方がいるはずです。

 ロング走やスピードトレーニング、あるいは体幹トレーニングなど、“練習方法”は実に多様です。これらを上手く取り入れ、組み合わせることでも、今以上の走力を目指すことができるでしょう。しかしそれ以前に、ぜひオススメしたいもの。それが『裸足ランニング』です。

裸足ランニングとは?

【三河賢文】

 最近は“ナチュラルランニング”などの言葉が出始め、ランニングシューズでも、各メーカーからそのコンセプトに沿った製品が開発されています。これは裸足に近い自然な感覚で走ることを目指したものであり、“裸足ランニング”はその到達点といえるかもしれません。
“裸足ランニング”はその名の通り、シューズを履かずに裸足で走るというもの。私もよく軽いジョギングやランニングドリルなどを、シューズを履かずに実施。また、技術コーチを務めている中学校では、種目を問わず本練習前までの一連の運動を生徒にも裸足で行わせています。

「裸足では怪我するのではないか」
「シューズを脱いで何の意味があるのだ」

 など、裸足ランニングについてはさまざまな意見があることでしょう。実際、これに対し批判的な意見もありますし、怪我してしまったという人もゼロではありません。しかしそれでも裸足で走るのには、もちろん根拠があります。

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著者プロフィール

中学生の頃から陸上競技を始め、大学では十種競技選手として活動。引退後、約7年のブランクを経て2011年6月よりランニングを開始。同年にハーフマラソン、フルマラソン、翌年には100kmのウルトラマラソンやトライアスロン(オリンピック・ディスタンス)も完走。沖縄本島1周マラソンなどを始め、今では“超長距離”レースにも数多く出場している。また“トウモロコシ”や“アザラシ帽子“をトレードマークに、仮装マラソンも楽しむ。ランニングブログも不定期更新中。趣味と過去の経験を活かし、現在は東京都葛飾区内にある中学校の陸上部にて、外部コーチとして指導も行っている

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