【SUPER J-CUP】初戦快勝のKUSHIDAが優勝宣言 重鎮ライガーが16年ぶり優勝へ好発進

高木裕美

ライガーがドラゲーの若き才能Eitaを粉砕

ドラゲーの若き才能・Eitaに貫禄勝ちしたライガーが準決勝進出 【横田修平】

 94年の第1回大会から唯一、全大会に参加しているジュニアのレジェンド、獣神サンダー・ライガーは、DRAGON GATEの若き才能・Eitaに貫禄勝ち。2回戦進出を決めた。
 ライガーは95年の第2回、00年の第3回大会で優勝。04年、09年にも参加し、数々のジュニア戦士たちに多大なる影響を与えてきた。
 Eitaは大先輩の望月成晃をセコンドに連れて入場。まだマントをつけたままのライガーに奇襲攻撃を仕掛け、場外へ落としてノータッチトペを見舞うも、ライガーが顔面を鉄柱に打ちつけて反撃したため、Eitaは右目付近から流血。

【横田修平】

 なおもライガーはケブラドーラコンヒーロ、床の上へのブレーンバスター、ロメロスペシャル、掌底。Eitaも得意のジャベを生かし、得意技のNumero Unoで勝負に出るも、ライガーは必死にロープに逃げると、そこから空中胴絞め落とし、掌底、垂直落下式ブレーンバスターの猛ラッシュで勝利。16年ぶり3度目の優勝へ一歩踏み出した。

LIJ対鈴木軍のヒール対決は金丸に軍配

場外階段上の通路からのフライングボディーアタックも見せたBUSHIだったが… 【横田修平】

 BUSHIvs.金丸義信による禁断のヒール対決は、ベテラン・金丸に軍配が上がった。BUSHIは現在、新日本マットで旋風を巻き起こしているロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの一員として、リング上のみならず、セコンドとしても暗躍。一方、金丸も古巣・ノアを裏切って鈴木軍入りし、現在はGHCジュニアヘビー王座にも君臨している。

LIJ対鈴木軍のヒール対決は金丸がキャリアの差を見せつけ完勝 【横田修平】

 J−CUP仕様のマスクをかぶったBUSHIは、コーナーに上がって観客にアピールすると、そのままミサイルキックで奇襲攻撃。しかし、金丸も場外へ飛んできたところをイスで迎撃し、さっそく互いにヒールファイト全開となる。金丸が床へDDTを放つと、BUSHIも南側客席通路でやり返し、さらに階段上の通路からのフライングボディーアタック。

【横田修平】

 一進一退の攻防が続く中、BUSHIはレフェリーと背中合わせになり、死角を突いての毒霧噴射で一気に勝負をかけるが、これを読んでいた金丸があっさりかわしてタッチアウト。キャリアの差を見せ付けた。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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