狙いは秋山準! 武藤のパートナーは土肥と熊ゴローに決定=8.11W=1vs.全日本対抗戦

WRESTLE−1

8.11全日本との対抗戦で武藤のパートナーに決まった土肥と熊ゴロー 【写真提供:WRESTLE−1】

 4日、都内GSPメディアセンターにて、8月11日(木・祝)「プロレスLOVE in YOKOHAMA」神奈川・横浜文化体育館大会にてWRESTLE−1vs.全日本プロレスと銘打たれた6人タッグマッチの武藤敬司選抜選手が土肥孝司、熊ゴローに決定し、武藤敬司と共に記者会見を行った。

武藤敬司「この二人に決まりました。選んだ理由はですね、まぁお互い……お前ら全日本の若手知ってるの? 俺も知らないしお互い手の内が知らない中で、とりあえずこの二人は体も大きいし体力も自信があるし。あと土肥に至ってはお前、元暴走族だよな?(土肥「はい」)うん、もしケンカとなってもね、一生懸命働いてくれると思うので選びました。WRESTLE−1では各々ポリシーを持ってユニットを結成しているけど、この横浜文化体育館大会に関しては俺のため、そしてWRESTLE−1のために自分たちの思想・ユニットを抜きにして頑張って欲しいと思っております」

土肥孝司「この試合、まぁ俺からしたら大好物な試合ですね。もちろん弱い者イジメも嫌いじゃないですけど、狙うは向こうの大将のみ。そういった感じです」

熊ゴロー「WRESTLE−1、今たくさん退団されたりケガをしている人もいるんですけど、そういう中で若手が引っ張っていかないといけないという状況で。自分が先頭に立って引っ張っていこうと思った時にこのカードがありました。全日本プロレスを肌で感じた上で、全日本プロレスを叩き潰してやりたいと思います」

武藤「まぁ俺が足を引っ張らないようにな、うん」

武藤は「臆する必要はないよ」と選抜した若手2人を信頼 【写真提供:WRESTLE−1】

――土肥選手は先日の後楽園ホール大会で武藤選手のパートナーに立候補していましたが、改めてその理由という物は何でしょうか?

土肥 まぁ今チームとして動いていて自分の中ではのらりくらりとやっているつもりなんですけど、対抗戦ということで。俺のリミッターを全部外して、覚醒した土肥孝司を横浜文化体育館で見せるために立候補しました。

――個人のチャンスとして、ということでしょうか?

土肥 そうですね。もちろんチャンスととらえて。自分が一番目立てる所かなと思っております。

――相手チームの、秋山選手はもちろんですが野村選手、青柳選手についてはどのような印象があるでしょうか?

土肥 試合は見たことないんですけど写真を見る限りでは、タッパはあるけどひょろっこい相手なのかと思っています。

――熊ゴロー選手はいかがでしょうか?

熊ゴロー そうですね、印象としては土肥選手と同じで身長が大きいというところが目につきましたね。でも力だったり体格に関しては自分の方が上回っていますので。そこは全部力でひっくり返してやりたいと思います。

――熊ゴロー選手としては相手の3選手の中で誰を狙っていきますか?

熊ゴロー あえて、やっぱり秋山選手ですね。秋山選手はやっぱり自分のことなんて全然知らないと思うので。そのうえでガッチリ行ってやろうと思います。

――秋山選手の印象はいかがでしょうか?

熊ゴロー 印象ですか? うーん、オーラがありますよね。でも自分も秋山選手に負けないくらいの練習量と体格はあると思っているので。そこは大丈夫だと思います。

――土肥選手はいかがでしょうか?

土肥 そうですね、まず秋山準っていう名前に怖気づかないように向かっていくっていうところですかね。やっぱり秋山準って聞くと、僕らぐらいのレスラーになるとビビッてしまうこともあると思うんで。そこだけは気を付けていきたいですね。

――武藤選手は先日発表があったように退団者が出ている中で、この2選手を選抜されたという事についてはやはり期待する部分もあるということでしょうか?

武藤 まだ試合やる前だからどうなるのか予想しづらいんだけど、まぁそこがこの試合の面白さであって。あとは点から線になるのか。それは彼ら次第だと思っているので。もしかしたら点で終わってしまうかもしれないし。昨日、小橋(小橋建太氏)とのトークショーがありましてね。小橋とずーっと一緒にいて、秋山の弱点を教えてくれってお願いしてたんだけど、教えてくれなくて。残念だったです。

――武藤選手は秋山選手との対戦経験はありますが、武藤選手から両選手に対してのアドバイスという物はありますか?

武藤 いや臆する必要はないよ。十二分にお前らの体力、技量では対抗できるよ。そう思っています。まぁ俺が足を引っ張らないようにな、うん。俺も足を引っ張らないように当日までにコンディション作って頑張ります。

――若手の両選手が秋山選手を狙うということは、全日本プロレス側の若手選手は武藤選手を狙ってくるということになると思いますがいかがでしょうか?

武藤 え? そりゃお前…(土肥、熊ゴローに向かって)お前ら向こうの若手二人も片付けろよ? それからやってくれよ。俺は別に汗かかなくたっていいんだから。

 WRESTLE−1vs.全日本プロレス。武藤敬司vs.秋山準。様々な見方をされるこの試合において土肥と熊ゴローは武藤に並び立つこととなった。この両選手は過去の関係を知らない、単純に言えば関係のない選手。ただ武藤、秋山の対峙があるために嫌でも注目される試合であり逆に言えば大きなチャンス。さらに他団体の同年代・野村、青柳が出向いてくる。絶対に負けられない戦いで「武藤vs秋山」という構造を覆し、いい意味で「喰う」ことができるかどうか。そういった部分でも両選手の意地を期待したい。

■WRESTLE−1「プロレスLOVE in YOKOHAMA」
8月11日(木・祝)神奈川・横浜文化体育館 開場14:00 開始15:00

【決定対戦カード】

<WRESTLE−1vs.全日本プロレス スペシャル6人タッグマッチ>
[W−1]武藤敬司、土肥孝司、熊ゴロー
[全日本]秋山準、野村直矢、青柳優馬

<大和ヒロシ復帰戦 6人タッグマッチ> 大和ヒロシ、立花誠吾、頓所隼
NOSAWA論外、MAZADA、KIKUZAWA

<ハードコアタッグ4WAYマッチ>
田中稔&TAJIRI
河野真幸&ジェイク・オーメン
葛西純&MIKAMI
火野裕士KAZMA SAKAMOTO

<8人タッグマッチ>
アンディ・ウー、稲葉大樹、吉岡世起、藤村康平
村瀬広樹、大家健、翔太、三富政行

【既報対戦カード】

<WRESTLE−1チャンピオンシップ 60分1本勝負>
[王者]KAI
[挑戦者]征矢学
※KAIは2度目の防衛戦

<WRESTLE−1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負>
[王者]鈴木鼓太郎
[挑戦者]児玉祐輔
※鼓太郎は6度目の防衛戦


<スペシャル6人タッグマッチ>
カズ・ハヤシ、ザ・グレート・サスケ、ディック東郷
近藤修司、“brother”YASSHI、大鷲透

<イケメン試練の七番勝負 第六戦 シングルマッチ>
黒潮“イケメン”二郎
飯伏幸太
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