手倉森「パイが広がってきている」 U−23日本代表 ガーナ戦後会見

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オーバーエイジとも競争してほしい

「足の長いアフリカ勢に対しても攻撃の芽を摘んでくれていた」と手倉森から評価された橋本(12番) 【Getty Images】

――オーバーエイジについて、今日の試合を受けて何か感じる部分はあったか?

 浅野拓磨が「オーバーエイジはいらない」と言ったという記事を読みました。そのわりに浅野が点を取らなかったな、と(笑)。今日感じたのは、ボランチの層が間違いなく厚くなっているなというところでしょうか。橋本拳人などはリーチもあって、足の長いアフリカ勢に対しても攻撃の芽を摘んでくれていた。ものすごく可能性を感じました。今日のボランチ勢に加えて(遠藤)航もいるんだなと思うと、航を忘れさせてくれるくらいの活躍だったな、と終わった直後に霜田正浩技術委員とも話しました。

 あとセンターバックは申し分なく良くなってきているな、と。けがが相次いでいる中盤とサイドバック、あとはもう少し前に収まりがほしいのかなという気はしています。ただ、彼らは目一杯の状態ではなくて、伸びしろが十分にあるなとも感じています。本当に彼らがオーバーエイジを要らないと言えるくらいのパフォーマンスを続けてくれれば、自分の決断も変わってくるのかなと思います。でも、オーバーエイジを呼ぶ気があるのだと言い続けた先に、彼らの成長が早まればいいなと思います。オーバーエイジとも競争してくれと言いたいです。

――五輪のメンバー選考に向けて、あらためて思っていることはあるか?

 U−23世代、アクシデントが本当に続いています。けが人が出ています。でも、それに代わり得る選手たちが出てきている。活動を始めてから3年、いろいろな制限が(選手招集に関して)ある中で、そのときのベストは呼べなかった。それでもやり続けてきた結果、パイが広がってきているなというところに可能性をものすごく感じているところです。それでも、期限には18人に絞らなければいけない。良い状態だなと思っています。自分は厳しい決断をしなければいけないときが来るわけですが、でも本当に厳しい競争を勝ち抜いた選手たちは間違いなく、メダルの可能性を持った選手たちになるだろうなということを期待してやり続けたいと思います。

――植田直通をキャプテンにしましたが、それはこの試合の意味を考えてのことか?

 そうですね。熊本のためにというところで、彼は熊本出身者。日本を代表して頑張っている姿、そのリーダーなんだという姿、特に今日に関しては、本当にリーダーになってもらわないと困るということで託しました。選手たちもそれに賛同してくれました。そして試合が終わったあと、このチームを彼が締めてくれました。「熊本のためにありがとう」と。本当に良いリーダーシップを発揮してくれたなと思います。

ガーナ代表マクスウェル・コナドゥ監督

――試合の感想は?

 今日の試合で明確だったことの1つは、日本が非常に組織立ったプレーをし、とても落ち着いていて、技術的にも長けている選手が非常に多かったということだ。今日の試合結果について、それほど驚いてはいない。日本はこれまでも一緒にプレーし、練習をしてきたチームだし、勝ち上がってきているチームだからだ。

――立ち上がりの動きが悪かったように見えたが?

 われわれのチームはフル代表と言っても、ほとんどの選手が20〜21歳の非常に若い選手たち。25〜26歳の選手も何人かいるが、ほとんどが若い選手だ。さらに、初めてガーナの国外でプレーするという選手も非常に多く入っていた。それなりに頑張ってくれたとは思う。実はもっと力のある選手たちも国内にはいるのだが、諸事情で来日させることができなかった。

 特に前半は守備の部分で組織立ったプレーができなかった。ただ、われわれの問題もあったが、日本のプレスが非常に強く、われわれは守備を乱されて組織だったプレーができなくなってしまったという面もある。後半には少し前半より調子が上がってきて力強いプレーもできたと思うが、時すでに遅しというところだった。こういうことを学んで持って帰り、次回はもう少し良いパフォーマンスができればと考えている。

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