【アイスリボン】 選手が語るアイスリボン横浜文体大会 それぞれの「10年目の到達点」の意味

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つくし「過去があるから未来への確信になる」



――横浜文体大会が近づいてきました。どんな大会になると思いますか?

 どんな感じになるか想像できないし、横浜文化体育館という大きな会場で、たくさんのお客さんが入るということは分かるので、終わった後の気持ちが楽しみです。
 過去最高の大きさの会場なので緊張はしています。もちろん後楽園ホールの試合でも緊張はしますけど、いつもとは緊張感が違いますね。

――その大会での対戦相手が里村明衣子選手となります。対戦を要求したのはつくし選手からということですが、その理由は?

 5年前にタッグマッチで初めて試合をさせて頂いた時、「アイスリボンは小中学生を受け入れられる団体なので、ほかの団体とは違う」と言われ、「学芸会をしているようだ」と言われた言葉を今でも悔しく思っています。
 今回アイスリボンが記念の10周年ということで、あの時から5年経ったアイスリボンを見てもらいたいし、今の自分と戦って欲しいと思いました。私自身、気持ちの面が5年前と全然違うので。

つくしは、5年前に「学芸会」と言われた悔しさを清算するため、シングルで里村にぶつかっていく 【スポーツナビ】

――特にどんな部分が変わりましたか?

 気強くなりました。昔はソバット一発で吹っ飛んでいたのですが、今は(技を)受け止める気持ちを持っているし、跳ね返す気持ちでいます。
 5年前はタッグマッチだったので、シングルで当たるとなったら本当にどうなるか分からないですし、里村さんがどう考えて試合に臨んでくるかも分かりませんが、5年前とは違うんだぞということを見せたいです。
 里村さんも日に日にパワーアップしていると思いますが、自分はそれ以上に進化していると思っているので、対戦が楽しみです。

――このシングルマッチではどんな戦いを見せたいですか?

 自分はアイスリボンに入団してから6年で、過去も分かっているし、今も見ています。アイスリボンのみんなは“未来”を見て戦っていますが、私はそれも大事だと思うけど、過去を語ることも大事だと思っています。過去があるから未来があるし、過去のやってきたことが未来への確信にもつながります。
 5年前に「学芸会」と言われた悔しい気持ちをここで清算したいし、この5年間の到着点だと思っています。里村さんはそんなことを思っていないかも知れないですけど、自分は5年間のストーリーがあって、空白な時間はひとつもなかった。5年間という月日は長かったかもしれないけど、そこに積み上げてきたものがたくさんあるし、その積み上げたものを里村さんは知らないと思うので、この10周年の機会に、里村さんにすべてぶつけたいと思っています。

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