2年連続でロサンゼルスマラソンを走って 幅広いランナー層が気に入る最高の大会

南井正弘

【南井正弘】

前日にオリンピックトライアルを開催

アメリカのオリンピック選手選考は一発勝負でわかりやすい。男女計366名のランナーがリオデジャネイロ五輪出場を目指した。 【南井正弘】

 2016年2月14日、第31回ロサンゼルスマラソンが開催された。通常は3月中旬の開催だが、今年はオリンピックトライアル、すなわちオリンピックのマラソン競技選考会を前日に実施すべく、2月中旬の開催となった。筆者は昨年に引き続き出走することとなったが、昨年との共通点、相違点を中心にレポートしたいと思う。

 ロサンゼルスマラソンは1985年に第1回が開催されてから、今年で第31回目となる。前述の通り通常は3月中旬の開催であるが、今年はマラソン競技のオリンピックトライアルを前日に開催すべく2月14日の開催に変更となった。ちなみに2月13日に行われたオリンピックトライアルの結果は

男子
1位ゲーレン・ラップ(ロンドン五輪10000m銀メダリスト)
2位メブ・ケフレジギ(アテネ五輪マラソン銀メダリスト)
3位ジャレット・ワード

女子
1位エイミー・クラッグ
2位デジレ・リンデン
3位シャレーン・フラナガン(北京五輪10000m銅メダリスト)

となり、男女各3名がリオデジャネイロ五輪のマラソン競技へと参加することになった。確かに日本と違って一発勝負はわかりやすい。アメリカのオリンピックトライアルは男子フル2時間19分、ハーフ1時間05分、女子フル2時間45分、ハーフ1時間15分を突破していれば誰もが参加でき、今回は男女計366名の選手がエントリーした。

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著者プロフィール

フリージャーナリスト。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツブランドのプロダクト担当として10年勤務後、ライターに転身。スポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズを得意分野とし、『フイナム』『日経トレンディネット』『グッズプレス』『モノマガジン』をはじめとしたウェブ媒体、雑誌で執筆活動を行う。ほぼ毎日のランニングを欠かさず、ランニングギアに特化したムック『Runners Pulse』の編集長も務める

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