C・ロナウドは英雄か? 悪役か? 高い得点率も、繰り返す自己中心的な言動
白熱するC・ロナウドをめぐる議論
マドリディスタたちの間ではC・ロナウドをめぐる議論がたびたび繰り広げられている 【写真:ムツ・カワモリ/アフロ】
これだけの記録を打ち立てながら、今後もマドリディスタたちはC・ロナウドにブーイングを浴びせ続けるのだろうか。うそのような話ながら、首都マドリーのテレビやラジオでは引き続きそんな議論が繰り広げられている。
レアル・マドリーはC・ロナウドの31歳という年齢を考慮し、超高額な市場価値を保っている今のうちに彼を放出すべきだ、と主張する者は多い。一方で、彼は唯一無二のストライカーであり、パフォーマンスの低下が指摘されているのは今季のチームが彼の足を引っ張っているからだと擁護する者もいる。
果たしてレアル・マドリーがCL決勝トーナメント1回戦において、C・ロナウドのゴールによってローマを破り(2戦合計4−0)、準々決勝に勝ち進んだ今も、こうした議論は延々と続いていくのだろうか。過去の経験から見て、恐らく大多数のファンやメディアはそれらの話題をあっさりと忘れ去るに違いない。その傍ら、C・ロナウドは今後もゴールを決め続け、チームの出来とは関係なく世界のトップレベルに立ち続けるのであろう。
(翻訳:工藤拓)