大島僚太「ゴールはイメージ以上だった」 五輪最終予選 サウジ戦後会見&コメント
サウジアラビア戦で先制ゴールを決めた大島は「イメージ以上だった」と手応えを語った 【写真は共同】
既にグループBの1位を決めている日本は、前節のタイ戦(4−0)から先発メンバー10人を入れ替えて臨んだ。前半31分にこの試合キャプテンを任された大島僚太のロングシュートで先制に成功すると、後半8分に今大会初出場の井手口陽介がゴールを決めて2−0とする。後半12分にはアブドゥラ・マドゥーにPKを決められて今大会初失点を喫するも、そのまま逃げ切ってグループリーグ3連勝。決勝トーナメントへ向けて弾みをつける勝利となった。
試合後、大島は先制ゴールについて、「イメージ通りというか、イメージ以上」と自画自賛。一方で、自身のプレーには満足しておらず、準々決勝に向けては「うまくいかない中でも割り切って戦いながら、一つになれれば」と意気込みを語った。
また、3戦全勝でグループリーグを突破したことについて、手倉森誠監督は「勝ち続けて勢いを持って決勝トーナメントに進めることは良かった」と手応えを口にした。
日本は22日に、グループAを2位で通過したイラン代表と対戦する。
大島僚太(川崎フロンターレ)
(ゴールはイメージ通りのシュート?)イメージ通りというか、イメージ以上でした。相手を抜いたところでシュートを打とうとは決めていましたし、スペースがあったのでリラックスして打つことができました。コースを狙ったというより、まずしっかり蹴ろうとしていて、コースはうっすら見えているくらいでした。(流れは決して良くなかったが?)あまりうまくいっていないなと僕自身思っていたし、だからここは打ってもいいかなと思っていました。
(全勝での勝ち抜けについて)3勝できたことは大きい。僕自身の出来は北朝鮮戦と比べてもあまり変わっていないと思います。ゴール以外は変わっていません。まだうまくいっていないところがあるので、みんなに声を掛けながらやろうとしています。(それはキャプテンマークを巻いたから?)関係ないです。
(どこがうまくいっていないと感じるのか?)もう少し(中盤の)3枚が近い距離感でやっても良かったと思います。練習でやっているような感じでうまく崩せていないし、蹴って拾い合う形が多い。ただ、(浅野)拓磨が入ってからは、そこは割り切っていこうということなのだと(監督のメッセージを)受け取りました。
(準々決勝に向けて)うまくいかない中でも割り切って戦いながら、一つになれればと思います。
井手口陽介(ガンバ大阪)
ゴールについて「落ち着いて打てたので良かった」と振り返った井手口(左) 【写真は共同】
(試合を振り返って)結果を残せたのは良かったです。3ボランチの形は自分としては初めてだったので、(戦術的な部分を)意識して試合に入りました。ボールが(自分と)逆のサイドにあるとき、(ポジショニングを)閉めることを特に意識してやっていました。
(ゴールについて)落ち着いて打てたので良かったと思います。逆サイドにボールがあるとき、(ボランチの)裏のスペースが空くと思っていました。(南野拓実が)中に切り込んできたとき、パスが来るかは分からなかったけれど、もし来たらダイレクトで打とうと思っていました。(3ボランチの戦術は)普通のボランチより前目で起点になるポジションだと思ってやっていました。
(今大会初出場だったが、コンディションは良さそうに見えた)試合に出られない分、走ったり筋トレを意識してやっていました。決勝トーナメントでもいつ出場してもいいようにやっていきたいです。走りは試合に出ていない選手がメニューとしてこなす練習だけれど、筋トレは自分の判断でやってきました。
(大島のゴールが大きかった?)先に点を取れたので、自分としては僚太くんの点で楽になれました。(サウジアラビアの印象は)組織力はあるけれど、たまに抜けていました。(U−19時代のチームメートも多いが?)自分の良さを分かっているのでやりやすい面はあります。僕も(オナイウ)阿道くんの良さとかは分かっていますし。(大島とは)二人でちょっとずつしゃべりながらやっていて、やりやすかったです。
(自分の良さを出そうとしていた?)自分をアピールすることは頭の中にありました。