2015秋冬シーズン、ヘビーローテーションで着用したウェア

南井正弘

【南井正弘】

南井正弘が本当に気に入った3点を紹介

 ほぼ毎日のランを欠かさないフリージャーナリストの南井正弘が2015年秋冬シーズンのランニングウェアコレクションの中から、実際に着用して本当に気に入ったランニングウェア3点を紹介。いずれのモデルも機能性を追求しつつ、スタイリッシュなデザイン性も兼ね備えており、「カッコよく速く走りたい!」というランナーにはオススメの逸品となっている。

アークテリクス NORVANジャケット

アークテリクス NORVANジャケット 【南井正弘】

防水透湿性の高いゴアテックス C-KNITを使用しているが、脇の下にはスリットが開けられ、さらなる通気性を追求している。 【南井正弘】

 これまでのランニング用アウターは防水性を重視すると分厚く重くなり、反対に軽量性を重視すると防水性は諦めなければならなかった。創業以来プレミアムなアウトドアプロダクトを数多くリリースしてきたアークテリクスが今シーズンリリースしたNORVANジャケットは、柔らかい肌さわりの裏地が、快適な着心地を実現するゴアテックス C-KNIT裏地テクノロジーを使用したランニングに最適なハードシェルアウター。従来のハードシェルジャケットのゴワゴワした着心地とは無縁で、わずか215グラムという軽量性もあいまって、軽快な走りをサポートしてくれる。そして防水性と軽量性の両立という従来のランニング用アウターがなかなか実現することができなかった難問もクリアすることに成功しているのだ。

 またスタイリッシュなデザインはカジュアルシーンにも最適で、11月にニューヨークシティマラソンのために渡米した際には朝のランニングはもちろんのこと、ブルックリンやマンハッタンでのショッピングシーンまで、これ一着であらゆるオケージョンに対応してくれた。48,000円(税抜)という価格は決して安くはないが、その高い汎用性を考慮するとコストパフォーマンス性は高いと思う。

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著者プロフィール

フリージャーナリスト。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツブランドのプロダクト担当として10年勤務後、ライターに転身。スポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズを得意分野とし、『フイナム』『日経トレンディネット』『グッズプレス』『モノマガジン』をはじめとしたウェブ媒体、雑誌で執筆活動を行う。ほぼ毎日のランニングを欠かさず、ランニングギアに特化したムック『Runners Pulse』の編集長も務める

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