筋トレしたくなる映画の決定版 『クリード』でロッキー魂が再び燃え上がる!

しべ超二

【(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.】

ライバルにして親友アポロの忘れ形見

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 2006年に『ザ・ファイナル』をもって大団円を迎えたかに思われた大河シリーズ『ロッキー』が、『クリード チャンプを継ぐ男』として装いも新たに戻ってきた。かつての名シリーズと同様に、何よりもトレーニングへ向かわせる、運動・スポーツのモチベーションを高めてくれるパワーは健在。そんな本作の見どころをグッと力んで紹介する。

 本作のタイトル『クリード』でピンと来たあなたは、きっとスタローンがDNAに書き込まれてしまった通称“スタ者(もの)”。ロッキー永遠のライバルにして終生の友情で結ばれた、アポロ・クリードの名前から取られています。

 本作はそんなアポロの忘れ形見・アドニスが主人公。父の記憶は持たないアドニスだがボクシングの才能を受け継ぎ、ある時その情熱を抑えることができなくなり、自分の力をより伸ばそうとロッキーを訪ねる。今回重要となるのは戦うのはアドニスで、ロッキーはセコンドやサポートする側に回るということ。シリーズ誕生から来年で40年、かつてミッキーが務めた役回りをロッキーが務めるようになるあたり、まさに大河シリーズならではです。

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著者プロフィール

映画ライター。ペンネームは『シベリア超特急2』に由来し、生前マイク水野監督に「どんどんやってください」と認可されたため一応公認。日本のキング・オブ・カルト、石井輝男監督にも少しだけ師事。プロフィール画は芸人ネゴシックスの手によるもの。

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