1445段「天空回廊」を登ってみた 爽快！ 霧降高原のキスゲ平
すっかり階段に魅了された自称階段ライター
「いい階段がありますよ」
歩いてよし、走ってよし、登ってみれば景色もよし――熊本・日本一の石段、東京タワーと登り、すっかり階段に魅了された自称階段ライターは、知人の紹介・招きを受けて栃木県日光市の霧降高原キスゲ平園地へ。あいにくの天気も登れば爽快、「天空回廊」と呼ばれる１，４４５段の階段を登ってみた。
今回「いい階段がありますよ」と紹介してくれたのは栃木県真岡市にあるキックボクシングジム「ＶＥＲＴＥＸ」でトレーナーを務める齊藤秀次さん。高校時代、サッカーで全国大会に出場した経験を持つ齊藤さんは、その後もサッカーを続けていたものの仕事も内勤で体重が増えてきたことから、体を動かす機会がほしいと３０代半ばにしてジムへ入門。当初は９０ｋｇ以上あった体も徐々に絞れて引き締まり、アマチュアでの試合出場を経て２０１３年４月に４２歳でプロデビュー。見事勝利を収めたという逸話を持つ人です。
そんな齊藤さんが休日にトレーニングと気分転換を兼ね来ることがあるというのがこちらの霧降高原。１，４４５段という階段も、熊本・日本一の石段＝３，３３３段の半分以下で程よく感じられます。６月中旬から７月にかけてはニッコウキスゲが一面に咲き誇って見ものだといい、残念ながらその時期は過ぎていましたが、高地から広がる景色を求めいざ！ と出掛けてみたものの、一面深い霧に覆われ、まるで展望が望めません……。
しかしそれはそれで、周囲が白く包まれた中を階段が上へ上へと伸びていく様が神秘的でもあります。齊藤さんいわく「前回来た時も見晴らしはよくなかったです（苦笑）」とのことで、“高地あるある”として諦め、おとなしく登っていきます。
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