【DDT】イサミが初の総選挙1位を獲得 棚橋vs.HARASHIMAの再戦の可能性も

高木裕美

HARASHIMAがまさかの秘技で勝利

世にも恐ろしいベノムアーム式蒼魔刀で岩崎を粉砕したHARASHIMA 【横田修平】

 第4試合の4WAY6人タッグマッチでは、飯伏幸太&佐々木大輔&宮武俊組vs.HARASHIMA&彰人&ヤ ス・ウラノ組vs.石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬組vs.伊橋剛太&松永智充&岩崎孝樹組が対戦。

 6対6のブレーンバスター合戦など、大人数ならではのカオスな攻防が見られる中、HARASHIMAは、飯伏お得意の台車攻撃を奪い返して逆に激突させると、飯伏も10人を山積みにしたところへオーバーヘッドキック。だが、伊橋がその場で脱ぎ捨てたタイツを腕に装着したアルティメットベノムアーム攻撃に、飯伏も顔面直撃を食らいダウン。しかし、HARASHIMAは伊橋と岩崎の同士討ちを誘うと、HARASHIMAは落ちたタイツを足にセット。世にも恐ろしいベノムアーム式蒼魔刀で岩崎を粉砕した。

KO−D6人タッグ王者トリオが完敗

 第3試合では、現在KO−D6人タッグ王座を保持する大家健&男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン組と、ハッピーモーテルのアントーニオ本多&竹下幸之介&遠藤哲哉組が激突。本多がディーノの強烈な股間わしづかみをクネクネ悶えて耐え抜くと、遠藤もその場飛び式ムーンサルトプレスを炸裂。ササダンゴの垂直落下式リーマンショックをしのいだ竹下が、エルボー、トラースキックからのジャーマンスープレックスでフィニッシュ。現王者組から勝利したことで、次期挑戦が見えてきた。

KO−D王者・坂口が平田をボッコボコ

 第2試合では、KO−D無差別級王者・坂口征夫が、3WAYタッグマッチに出陣。平田一喜が味方の大鷲透も含め5人にボコられる一方的な展開の中、平田につられて1人だけジャンプ。赤っ恥をかかされた坂口は、平田をリングからひな壇へ連れ出し、説教タイム。ピンチを切り抜けた平田は、『平田GO!』メガネを装着し、いざダンスを踊ろうとするが、そこに同じくメガネをかけた坂口が登場。「GO! GO!」のリズムに合わせて平田をボッコボコに蹴りまくると、神の右膝で昇天させた。

元ユニオンイサミが新団体BASARAを旗揚げ

木高イサミ(中央)は新団体「プロレスリングBASARA」の旗揚げを発表 【横田修平】

 10・4後楽園大会で10年間に渡る歴史に終止符を打ち、解散したユニオンプロレスの元所属選手たちが、今後の活動について会見。フリーに転向したり、休業したり、起業したりとそれぞれの道を歩む中、木高イサミは新団体「プロレスリングBASARA」の旗揚げを発表した。

 団体名について、客席からは微妙なリアクションが起きたが、「BASARAは歌舞伎と同義語。派手な格好で体制に反逆する。プロレス界で変わったことをやっていきたい」とイサミは意気込み十分。所属選手はイサミのほか、FUMA、福田洋、竜剛馬、SAGAT、風戸大智の6選手だが、現在も声をかけており、今後、増える予定。1・21新宿FACEで旗揚げ戦を行い、地方にも月1、2回を目標に積極的に進出。酒場プロレスに関しても、BASARAの別ブランドとして今後も継続する。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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