プレー中は笑顔だらけ! 男女ペアで楽しむ新感覚ゴルフ

北村収

【写真提供:Green Carpet】

 外で過ごすのが心地良い季節となり、いよいよゴルフシーズンの到来! 自然の中でのプレーは本当に気持ちが良いものだ。朝イチのティーショットが会心の当たりだった時は、素晴らしいスタートが切れたことに心が弾む。

 だが、良いことばかりが続かないのがゴルフの厳しさだ。フェアウェイからの2打目がなんとバンカー……、やっと出たボールはグリーンを大きくオーバー……、終わってみれば溜息をつきたくなるスコア……ということはよくあることだ。

 ところがラウンド中、たとえミスをしたとしても笑顔だらけのゴルフがあるという。しかも、個人プレーが当たり前のゴルフなのに、その競技は男女でペアを組むチームプレー。最近、人気上昇中の“ミックスダブルス”という新しいゴルフの楽しみ方を取材してみた。

男女で和気あいあい、ベストボールで女性も参加しやすい!

男女ペアのベストボールで競うハイタッチゴルフコンペ 【写真提供:Green Carpet】

 ゴルフアパレルメーカー、ゴルフギアメーカー、さらにはゴルフECサイト運営会社など、ゴルフ業界を支えるさまざまな業種の企業各社が協業し、全国で開催されているのが『ハイタッチコンペ』だ。

 男女ペアで組んで参加し、ルールはそれぞれがいつも通りにティーショットを打ち、2打目からは2人のボールの好きな方を選び、そこから2人共に2打目を打つ。それをカップインまで繰り返す。

「若い人などにもゴルフのすそ野をもっと広げたいと思い、ゴルフ業界の各社が協業して始めたプロジェクトです」と語ってくれたのは、事務局長の杉本大輔さん。すでに4年くらい続いており、ベストボールでしかも男性と常に一緒にラウンドできるので、女性の初心者でも安心してプレーできているそうだ。

 さらに、特に男性の参加者から「今まで奥さんや彼女を誘える競技やコンペがほとんどなかったのですが、このハイタッチコンペならベストボールだから女性もプレッシャーが少ないし、おしゃれな雰囲気なので誘いやすいですね」との声も多くいただいているとのこと。男性中心のゴルフ社会で、男女で楽しむという新しい文化を広げているようだ。

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著者プロフィール

タイガー・ウッズがプロ入りした1996年にゴルフ雑誌アルバ(ALBA)編集部に配属。2000年アルバ(ALBA)編集チーフに就任。2003年ゴルフダイジェスト・オンラインに入社し、同年メディア部門のゼネラルマネージャーに就任。在職中に日本ゴルフトーナメント振興協会のメディア委員を務める。松山英樹が日本人初のマスターズ表彰台に立った2011年4月に独立。2011年6月に(株)ナインバリューズを起業。紙媒体、Web、ソーシャルメディア、さらにはEコマースの企画運営も行うゴルフ編集者兼ゴルフWebディレクターとして、ゴルフ関連の仕事に従事。ゴルフを気軽に家族で楽しめる環境を日本で実現していくのが夢。まずは自分自身、家族ゴルフを楽しんでいる

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