“ポスト錦織”はいかに育てるべきか 米国では大学進学も有効な一手に
多様性こそ育成の可能性を広げる武器
米国は大学テニスの見直しが始まり、30歳前後のアンダーソン、イズナーらが成果を挙げ始めています。一方、フランスやオーストラリアは、国を挙げた協会主体の強化を進めています。特にオーストラリアはニック・キルギオス、タナシ・コキナキスの20歳前後のニュージェネレーションが、オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)のバックアップを受けて台頭しています。マレー以降の才能が出てこないイギリスも、協会がジュニア育成に潤沢な資金を投入して盛んに強化をしています。
国を挙げて強化に取り組むオーストラリアからは、ニック・キルギオス(写真)ら才能ある若手が台頭 【写真:ロイター/アフロ】
(構成・大塚一樹)
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