GP制覇の征矢がW−1王者・KAIに挑戦「事実上、僕が一番強いということです」
王者とGP覇者がW−1王座戦で雌雄を決す!
W−1王者KAI(左)とGP覇者・征矢がWRESTLE−1王座戦で激突 【写真提供:WRESTLE−1】
征矢学「昨日、後楽園ホールで準決勝をイケメン、決勝を近藤修司を破ってWRESTLE−1の事実上、優勝したので現段階で僕が一番強いということです。それと隣にいるKAIがこのトーナメントにもエントリーしていたということで。チャンピオンがエントリーしている中で優勝したということは確実にベルトに挑戦する、これは決まっていたことで、逃れられないという気持ちで今はいます。なのでこのベルトに挑戦することが決定いたしました」
KAI「征矢がタイトルマッチに、ベルトに挑戦するということはこのトーナメントを優勝してきたので異論はないし、俺は優勝した人とこのベルトをかけて戦う。でも優勝した人に挑戦する気持ちでいると言っていたんですけど、そんな気持ちはもうサラサラありません。必ず征矢を徹底的に潰して、勝って、俺がWRESTLE−1のエースだということをもう一度証明します」
征矢「エースとしてW−1を引っ張っていきたい」
決勝で近藤修司を破ってWRESTLE−1 GPを制した征矢 【横田修平】
征矢 まぁこれはまず形からエースとして。自分で言うっていうのも説得力ないのでまずは形から、僕がエースだと。まぁエースである以上このWRESTLE−1を引っ張っていかなきゃいけないという気持ちは十分持っておりますので。この先WRESTLE−1を盛り上げて、団体自体を大きくするには俺が動かなければいけないのではないのかと。武藤敬司を楽にさせるとか、会社のためにプロレスをやるっていう考えではなく、逆に武藤敬司にジェラシーの気持ちを沸かせるようなプロレスラーとして俺はWRESTLE−1を引っ張っていきたいと思っています。
――KAI選手は昨日の後楽園ホール大会のリング上では厳しい声も上がりましたが、如何でしょうか?
KAI そうですね。まぁ僕は本当に前しか向けない前向き人間なので。ブーイングも含めてある意味いいことだと思って、それはもう受け取っています。それとこのTシャツ(征矢が着用しているTシャツ)、「誰か」って言っているので。日本語的におかしいんですよ。俺が言っている言葉をパクらないでほしいですよね。しかも間違えて。
征矢 お前そんな濁点がついているかいないかなんてそんな細かいことにこだわっているのか? チャンピオンのくせに。
KAI お前はそんなこともちゃんとできないのかよ。ちゃんと日本語使え……。
征矢 プリント会社に頼んだらこうやって来たんだからしょうがないだろ!
KAI いや違うだろ! お前が頼んだんだろ?
征矢 俺が頼んだんだけど、濁点を忘れられたんだよ! 修正液でてんてん書いておけばいいってことだろ!? そういうことか!
KAI じゃあいまつけろよ!
征矢 今は修正液ねぇじゃねえか。見ろよお前、会見中だぞ? できるかそんなこと。アホか。
KAI お前の間違っている字の方が失礼だ。
征矢 いやだからお前もっと器を大きくしろよ。チャンピオンなんだから。ドカーンと構えていてくださいよ。お願いしますよ、チャンピオン。
KAI「3度目の正直もなく、俺が3回目も必ず勝ちます」
征矢にシングル2戦全勝のKAI「俺が3回目も必ず勝ちます」と防衛に自信 【写真提供:WRESTLE−1】
KAI まぁ途中からマッチメーカーというふざけた格好でやってきて、それでいきなりワイルドだってバカやって。そんな奴に俺のこと否定されたくないし。まぁ過去1回2回過去にシングルマッチやっていますけど、勝っていますので。3度目の正直もなく、俺が3回目も必ず勝ちます。
征矢 一つだけ言わせてもらいますけど、マッチメーカーの件に関しては武藤さんからマッチメーカーやらないか、と言う話をもらったので。これは遠まわしに武藤さんをバカにしているってことだぞ? いいのか?
KAI じゃあ自分はやりたくなかったということなのか?
征矢 俺は試合ができなかったところにマッチメーカーというポジションで、活動の場を与えてもらったから喜んでやりましたよ。ただマッチメーカーやらないかって言ったのは武藤さんだから。だから武藤さんをバカにしているのと一緒だよ?
KAI バカにしてないよ。お前がバカみたいなマッチメーカーをやっていたってことに対してだ。
征矢 なんだそりゃ? まぁでも確かにこいつには1回も勝ってないですよ。ただでも今は負ける気がしません。自分で言うのもどうかとは思いますけど、これだけ負のオーラが漂っているチャンピオンには負ける気がしません。これは私のワイルドな直感なんで。
――征矢選手の足の具合はいかがでしょう?
征矢 それはノーコメントで……と言いたいところですが、まぁ状態は古傷の肉離れ自体が完治している状態ではなかったので、おそらくそれが炎症を起こしていると先生から言われました。ただ本当に肉離れ自体は治るのが時間がかかる物なので。できるだけ早く治したいなと。試合に影響ないくらいに。まぁお医者さんは動いていいと言っているので。あとは私のワイルドパワーで乗り切ります。
――タッグ戦線を含めて、ワイルドとしてベルトを奪取したら征矢選手はこれからどう盛り上げていきたいですか?
征矢 これでシングルを獲って、しかも今タッグを持っている状況。そうなると昨日の後楽園でUWAでしたっけ? 6人タッグ。それと、F−1? 二つありますよね? これも狙っていきたいなと。6人タッグに関してはワイルド1号、2号がいるのでアイツらに。まぁどっか3号を見つけ出して奴らにね。まぁ要するにワイルドでベルトを全部獲ってやりたいという気持ちです。
――F−1の方で目星がついているパートナーはいますか?
征矢 F−1に関しては俺が出るかもわからないので。その辺は追々考えたいなと。ワイルドな奴を集めて選ばないととも思いますね。もう一度ワイルドオーディションをやるっていうのも手かとは考えてはいますけど、違った形でワイルドプロデュースしていければと思います。
――逆にKAI選手はこの防衛戦の先に見据えているものはあるのでしょうか?
KAI まぁ今、征矢が言ったようなワイルドがベルトを独占するっていうのは完全にないです。僕が必ず9月21日、後楽園では防衛しますし。その先には負けている相手。イケメンもそうですし、過去に負けている相手もいるので。その人たちに借りを返すっていうのもそうです。あとはいろんな団体、世界中にはいろんな人がいるので。そういう人たちと戦いたいっていうのがありますね。
WRESTLE−1チャンピオンシップ王者とWRESTLE−1 GRAND PRIX 2015覇者による一騎打ちが決定。過去の戦績は王者・KAIの方が有利ではあるが、このトーナメントを制した征矢の勢いは侮れない。逆風の中、自分を信じて戦う王者と追い風に乗り支持も厚い挑戦者の戦いの決着は如何に。
※なおこの会見の終了後にAKIRA、熊ゴローが会見場に乱入
AKIRA 学ちゃんはどこ行った? タッグタイトルの会見はやらないの? 我々new Wild order同士でやるけど、意気込みをぶつけ合わなきゃいけないというのに。
熊ゴロー 俺も人生初のタイトルマッチということで必ず勝ちたいって気持ちを征矢さんにぶつけに来たのに! なのに入ってきたら……。
AKIRA だから俺思うんだけどさ、これを機に学ちゃんが仕切ってたっぽいけど、このタイトルマッチに勝った暁には俺がリーダーに就かなきゃだめだと思うんだよね。
熊ゴロー なるほど、リーダーを決めるというね。でも自分もリーダーやりたいんですけど。
(揉め始めたところにトロフィーを忘れた征矢学が再度登場)
征矢 お前ら何やってんだよ! 謝れよ! ワイルドにリーダなんていらないんだよ! 俺たちはワイルドの名のもとに集まって自由にやっているけど、リーダーなんて作らない! コイツのいうことを聞かなければならない、そういった縛りはいらないんだよ。
と言った形で揉め始め、最後はAKIRA、熊ゴローが一発ギャグを披露する流れとなったが、会見は強制終了された。
■「WRESTLE−1 TOUR 2015 2nd ANNIVERSARY」
9月21日(月・祝)東京・後楽園ホール 開場11:00 開始12:00
<WRESTLE−1チャンピオンシップ 60分1本勝負>
[王者]KAI
[挑戦者]征矢学
※KAIは初防衛戦
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