中邑「あとひとつ、命を燃やそうか」=首位オカダを破り逆転で優勝決定戦進出
優勝決定戦は中邑vs.棚橋
中邑が単独トップのオカダを破って逆転で決勝進出。会心のガッツポーズを見せた 【横田修平】
この結果、16日の優勝決定戦は棚橋弘至vs.中邑に決定。棚橋は2007年以来8年ぶり2度目の、中邑は11年以来4年ぶり2度目の優勝を狙う。なお、両者の直接対決は昨年のG1以来17度目。現在8勝7敗1分と棚橋が勝ち越している。
起死回生の腕ひしぎで逆転
中邑はレインメーカーを起死回生の飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで返してギブアップ勝ち 【横田修平】
前年度G1優勝決定戦と同じカードで、ともにCHAOS同士の同門対決。序盤はオカダが場外でのドロップキック、DDTで主導権を握ると、バイブレーションで中邑の顔面を踏みつけ。中邑もヒザ蹴りから突破口を開こうとするが、オカダの場外でのパイルドライバで動きが止まる場面も。最後はジャーマンスープレックスホールド、ツームストーンパイルドライバーで投げられるも、レインメーカーを起死回生の飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで切り返してタップを奪った。
20分を超える激闘を制した中邑はオカダとグータッチで健闘をたたえ合うと、「あとひとつ、命を燃やそうか。イヤァオ!」と優勝決定戦へ気合の雄叫びを上げた。IWGPヘビー級王者として、G1ディフェンディングチャンピオンとして優勝を公言していたオカダは同率首位の7勝2敗だったが、中邑との直接対決に敗れたことにより、2年連続3度目の優勝はならなかった。
永田がIC王者・後藤を撃破
痛めているわき腹に悶絶する表情が多かった永田だが、バックドロップホールドでIC王者・後藤を破った 【横田修平】
痛めているわき腹に蹴り、エルボーを食らって何度も悶絶した永田。牛殺し、ヘッドバッドを耐えしのぐと、浴びせ蹴りからのバックドロップホールドで3カウント奪取。歴代最多の17年連続17度目のG1を3勝6敗で終えた。なお、オカダを破る金星を挙げた後藤は、6勝3敗とわずかに優勝に届かなかった。
“豪腕”小島、アンダーソン破る
アンダーソンのガンスタンに対して重たいラリアットで対抗した小島がアンダーソンの決勝進出を阻む勝利を挙げた 【横田修平】
石井、エルガンとの肉弾戦制す
エルガンの怪力に投げ飛ばされまくった石井だが、最後はラリアットからの垂直落下式ブレーンバスターで勝利 【横田修平】
こけし不発で本間の2勝目ならず
G1・2勝目を狙った本間だが、この日はこけしが不発…2勝目は遠かった 【横田修平】
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