セ球団より多いHR、大阪桐蔭4人のすごさ グラフィックで見る得意コース
この流れをリードしているのが、北海道日本ハム・中田翔、埼玉西武・中村剛也、浅村栄斗、そして森友哉の4選手だ。彼らはいずれも、26日に発表された「マツダオールスターゲーム2015」のファン投票でトップ選出を果たした。パ・リーグのみならず、プロ野球ファン全体に強烈なインパクトを残していることが分かる。
データは交流戦終了の18日時点 【画像作成:株式会社ユーメディア】
セ・リーグでは、6月28日時点で、チーム本塁打が58本に届いているチームはゼロ。パ・リーグも中村ら3選手が所属する西武、そして福岡ソフトバンク以外では、この58本に届いていない。やはり、「席巻」という言葉がふさわしい活躍ぶりとなっている。
「器用さ」持つ中田、「一点狙い」の中村
データは交流戦終了の18日時点 【画像作成:株式会社ユーメディア】
この2人に共通するのは、一般的に打者が苦手とされる外角低めを、打率3割前後の高打率を残していることだ。「強引さ」がイメージされがちな強打者ではあるが、両者ともに打者としての「巧みさ」が備わっているからこそ、チームの中心である「4番」を託され続けているのだろう。
ただし、中田の場合は、ストライクゾーンを9分割した場合のすべてのポイントで本塁打を記録。打率の高低こそあるが、いずれの球も仕留める「器用さ」を持ち合わせている。一方、中村の場合はほぼ得意なポイントのみで本塁打を記録。こちらは「一点狙い」と言えるだろう。